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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.01.30 11:30
更新日: 2017.01.30 12:02

デイトナ:キャデラック同士が接触もワン・ツー。ホンダNSXデビュー戦5位

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ル・マン/WEC | デイトナ:キャデラック同士が接触もワン・ツー。ホンダNSXデビュー戦5位

 米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)開幕戦デイトナ24時間は、現地時間1月28日~29日に決勝レースが行われ、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のリッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー/マックス・アンジェレッリ/ジェフ・ゴードン組10号車キャデラックDPi-V.Rが総合優勝を飾った。

 今年のデイトナ24時間は、デイトナプロト・インターナショナル(DPi)と新型LMP2、さらにアキュラNSX GT3、レクサスRC F GT3などの新型車が多数エントリーしたことで注目を集めた。

 現地26日に行われた公式予選では、アクションエキスプレス・レーシング(AER)が走らせる5号車キャデラックDPi-V.Rがポールポジション。翌27日のフリー走行ではWTRの10号車キャデラックがトップタイムをマークするなど、キャデラック勢が速さをみせつける。

 このデイトナ24時間が実戦デビューとなるキャデラック勢は決勝でも速さを発揮。序盤からトップ3を独占したほか、雨が降り出したレース中盤以降も10号車キャデラックと5号車キャデラックが首位争いを展開した。

 しかし、5号車キャデラックは夜間にパンクとカウル交換のイレギュラーピットインを強いられ、一時は優勝争いから遠ざかってしまう。しかし、コース上のアクシデントや強雨によるフルコース・コーションが相次いだことで5号車とのギャップを縮めることに成功。夜が明ける頃にはふたたび優勝争いに加わってみせる。

 そして、チェッカーまで残り20分弱、このレース22回目のリスタートが切られると、首位を走る5号車キャデラックを操るフェリペ・アルバカーキと10号車のリッキー・テイラーによるスプリントバトルが始まった。

 キャデラック同士の優勝争いは残り8分で勝敗が決する。オーバルコースからインフィールドセクションへ向かうターン1でリッキー・テイラーがアルバカーキのインに飛び込んだ瞬間、イン側を締めたアルバカーキに追突してしまう。

 この接触により、アルバカーキのキャデラックはスピンし、リッキー・テイラーがトップに浮上。この一件について、レースオーガナイザーは“レーシングアクシデント”と判断したため、審議は行われずペナルティもなし。

 これにより総合首位に踊り出たリッキー・テイラーは、猛追するアルバカーキを0.671秒差で振り切りトップチェッカー。WTRにデイトナ24時間レース初制覇をもたらした。

ウェイン・テイラー・レーシング キャデラックDPi-V.R
ウェイン・テイラー・レーシング キャデラックDPi-V.R


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