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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.12.06 17:40
更新日: 2022.12.06 17:58

グロージャンがランボルギーニ入り。インディカーと並行して耐久レースに参戦、LMDh開発も担う

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ル・マン/WEC | グロージャンがランボルギーニ入り。インディカーと並行して耐久レースに参戦、LMDh開発も担う

 元F1ドライバーのロマン・グロージャンが、ランボルギーニのワークスドライバーに就任した。2022年はNTTインディカー・シリーズで2年目のシーズンを過ごした彼は、イタリアのスーパーカーブランドが2024年にプロトタイププログラムを開始するのに先立ち、LMDh提携チームであるアイアン・リンクスの『ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2』で、2023年1月に開催されるデイトナ24時間レースにデビューすることになった。

 36歳のグロージャンは、来季2023年も引き続きアンドレッティ・オートスポートのフルタイムドライバーとしてインディカー・シリーズに参戦する。その一方で、ランボルギーニのワークスドライバーであるアンドレア・カルダレッリ、ミルコ・ボルトロッティ、そしてまだ発表されていないもうひとりの同僚とともに、アイアン・リンクスによるGTDプロキャンペーンの下、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦に参加する。

 またグロージャンは、デイトナ24時間以外のGT3耐久レースにも参戦する予定であり、そのすべてのプログラムは後日発表される。彼はさらに、カルダレッリ、ボルトロッティとともに、2024年からWEC世界耐久選手権とIMSAミシュラン耐久カップに参戦予定のランボルギーニとアイアン・リンクスのパートナーシップが走らせる名称未定のLMDhマシンのテストドライバーを務める予定だ。

■過去にはル・マン24時間に参戦した経験も

「ランボルギーニに加入することができ、光栄に思っている。ランボルギーニは、僕や僕の子供たちを含め、クルマを愛するすべての人にとって象徴的なブランドだ」とグロージャンは語った。

「そうしたうえで僕はふたつのことにとても興奮している。ひとつめは、デイトナで大成功を収めたウラカンGT3でスタートすることだ。アイアン・リンクスのような本当に良いチームとチームメイトが僕の周りにいるので、自分にとって素晴らしい発見になるだろう」

「そしてもうひとつは、2023年の後半には新型LMDhを開発すること。これは美しいクルマで、それを見ることができて幸運だった。耐久の面でも素晴らしいプロジェクトだ」

「コンストラクターがこのような集まり、このカテゴリーは非常にエキサイティングなものになっている。ランボルギーニがこのように成功したブランドであるだけに、将来的にうまくいくことを期待している」

 グロージャンはシングルシーターでの成功で知られているが、GP2時代の2010年にはマテック・コンペティションからFIA GT1世界選手権に参戦し、スパ24時間レースに出場。また、同年のル・マンでも同じくマテックのフォードGT1をドライブしていた。

ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2のコクピットに収まるロマン・グロージャン
ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2のコクピットに収まるロマン・グロージャン

■次のページへ:LMDh開発にグロージャンの豊富な経験が活きることを期待するランボルギーニ


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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