2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権は、1月28〜29日に決勝が行われる伝統のデイトナ24時間レースで開幕を迎える。毎年恒例、耐久レースシーズンの到来をいち早く告げるこのイベント参戦のため、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイには61台ものマシンが集結した。
決勝レースに先立ち、1月20〜22日に行われた公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』より、うなりをあげる(=ロア)マシンたちの勇姿をお届けしよう。前回のGTP&LMP2&LMP3クラス編に続き、ここではGTDプロ&GTDクラスの参戦車両を掲載する。
GT3規定の車両で争われる両クラスだが、今季はフェラーリ296 GT3、ポルシェ911 GT3 R(992型)という2車種が正式デビューを飾るのがホットなトピックだ。さらに、ランボルギーニ・ウラカンGT3にも『エボ2』パッケージが投入されている。
また、ドライバーラインアップに関する制約のないGTDプロクラスには、各メーカーのファクトリードライバーがそろい、シボレー、ポルシェ、レクサス、アストンマーティン、フェラーリ、ランボルギーニ、メルセデスAMG、そしてBMWによるマニュファクチャラー対決の様相も呈している。さらにGTDクラスには、マクラーレン、アキュラのGT3車両も参戦している。
決戦を前に、カラーリングも個性的な全33台をじっくりとチェックしていただきたい。
■GTDプロクラス(全9台)
※ゼッケン/チーム名/マシン/ドライバー(1月22日付ロアのエントリーリストに基づく)
■GTDクラス(全24台)