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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.01.28 11:25
更新日: 2023.01.28 11:47

シボレー、新型コルベットZ06 GT3.Rをデイトナで初公開。2024年に4台以上が登場する見込み

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ル・マン/WEC | シボレー、新型コルベットZ06 GT3.Rをデイトナで初公開。2024年に4台以上が登場する見込み

 シボレーは1月27日、カスタマー向けの新型GT3カー『コルベットZ06 GT3.R』を、レースデビュー予定のちょうど1年前にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで公開した。

 FIA GT3レギュレーションに適合するように設計された、シボレー初のレーシングモデルは、GTE規定車である『コルベットC8.R』に代わってゼネラルモーターズ(GM)ブランドのフラッグシップスポーツカーとして世界的に使用されることになる。

 来年2024年のデイトナ24時間レースが、Z06をベースにGMのコンペティション・モータースポーツ・エンジニアリングと、コルベット・レーシングを運営しているプラット・ミラー・エンジニアリングが共同開発したミッドシップエンジンGT3.Rのレースデビューの場となる予定だ。

 シボレーは、2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに、新型コルベットZ06 GT3.Rが「少なくとも4台」、GTDプロとGTDの両クラスに「混在して」で参戦することを表明している。また、2台のシャシーをWEC世界耐久選手権とル・マン24時間レースのためにヨーロッパに送り出す計画も進行中であるという。

 これらのプログラムとともに、シボレーはファナテック・GTワールドチャレンジ・アメリカ・パワード・バイ・AWSやIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリといった他のGT3選手権のチームによって「(ブランドが)代表される機会を評価している」と説明した。

 GMのスポーツカーレース担当ゼネラルマネージャーであるローラ・ウォントロップ・クラウザーは昨年10月、このクルマの最初の「ボリュームの大部分」は北米で見られるだろうとSportscar365に対して語っている。

 シボレーのファクトリーモータースポーツ事業であるコルベット・レーシングは、来年には北米のレース会場にパーツトラックを派遣し、プロジェクトの最初の2年間で他の地域にも拡大する「完全な顧客サポートプログラム」を確立する計画である。

 また、コルベット・レーシングは、専任のエンジニアによりカスタマーチームを支援する予定だ。

 GMモータースポーツ・エンジニアリング・コンペティションの責任者であるマーク・スティローは、「コルベットZ06 GT3.Rは、シボレーとコルベット・レーシング・プログラムの新境地を開くものである」と述べた。

「このカスタマー志向のレースカーは、コルベット・レーシングの長い成功の歴史から学んだことに加え、コルベットのプロダクションデザイン、エンジニアリング、パワートレインの各チームの専門知識を活用している」

シボレー・コルベットZ06 GT3.Rは、現行車“C8”のレーシングモデルとしては『C8.R』、『C8.R GTD』に次ぐ3つめのモデルとなる
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シボレー・コルベットZ06 GT3.Rのデビュー予定は2024年のデイトナ24時間レースだ
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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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