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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.02.20 13:24

プジョー9X8に初のカスタマーが誕生へ。“新生”ペスカローロ・スポールが2024年WEC参戦の意向

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ル・マン/WEC | プジョー9X8に初のカスタマーが誕生へ。“新生”ペスカローロ・スポールが2024年WEC参戦の意向

『ペスカローロ・スポール』のバナーの下に新たに結成されたチームが、2024年のWEC世界耐久選手権に、カスタマー車両のプジョー9X8で参戦する意向を示した。プジョー・スポールとしては、これにより初めてのカスタマーチームを持つこととなる。

 ジョセリン・ペドロノが所有するこのフランスの組織は、2016年に伝説的なスポーツカーレースチームの命名権を取得している。なお、かつてこのチーム名の“顔”であったアンリ・ペスカローロは、今回のプロジェクトに関与していないものと理解されている。

 一方、ウイングレスという画期的コンセプトを持つプジョーのル・マン・ハイパーカー(LMH)は、2022年の第4戦モンツァから、WECハイパーカークラスへのファクトリー参戦を開始。2023年シーズンも、2台のファクトリー車両によりシリーズに参戦する予定だ。

 ペドロノは2月16日、メーカーにプジョー・スポールを選び、「シーズンの資金調達を視野に入れた主要パートナー」と重要な交渉に入ったと発表している。

 Sportscar365の取材に応じたプジョー・スポールは、これらの最新の動向について認めている。

「ペスカローロ・スポールは、数カ月前に我々と連絡を取った」とプジョーの声明には記されている。

「話し合いの結果、ペスカローロ・スポールがプジョー9X8でWECプログラムを構築することを決定した」

「ペスカローロ・スポールが我々のハイパーカーを選んでくれたことを、大変誇りに思う。このプロジェクトは、慎重に選ばれたパートナーと経験豊富なチームによって、とても迅速に進展しているところだ」

「我々は、2024年にこのプログラムが実現することを願っており、9X8と必要な技術サポートを提供する用意がある」

 2010年にジャック・ニコレとともにペスカロロ・スポールの資産を購入したジョエル・リヴィエールは、ペドロノとともにチームの経営体制に加わっており、元ペスカローロのドライバー、ブルース・ジャニーがハイパーカー・クラスのプログラムにおける開発を任せられている。

 プジョーは以前、9X8をプライベーターチームに提供する意向を示していた。今回の決定により、ペスカローロ・スポールがプジョーLMHの最初のカスタマーとなる予定だ。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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