元アウディLMP1ドライバーのオリバー・ジャービスが、映画俳優のジャッキー・チェンが共同オーナーを務めるLMP2チーム、ジャッキー・チェン・DCレーシングに加入し、WEC世界耐久選手権に参戦することが明らかになった。
2014年にはスーパーGT500クラスにもフル参戦したジャービスは今季、アウディのWEC撤退に伴い同陣営から離脱。新たにイギリスの老舗メーカーであるベントレー・モータースポーツに移籍した。
ジャービスは、2月5日に開催されたバサースト12時間に参戦するなど、すでに“ベントレー・ボーイズ”の一員として活動している。
そんなジャービスを迎えるジャッキー・チェン・DCレーシングは、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラス、LMP3クラスに参戦しているほか、昨年はアルピーヌと提携し、Baxi DCレーシングとしてWEC LMP2クラスに参戦。35号車アルピーヌA460・ニッサンを走らせた。
今季に向けては、Gドライブとの提携を解消したイギリスの名門チーム、Jotaスポーツとタイアップすると同時に、チームへ出資するジャッキー・チェンの名が新たにチーム名に加わることになった。
2台のオレカ07・ギブソンを走らせるチームは、すでにホー-ピン・タンを37号車、デビッド・チャンを38号車の登録ドライバーとしてそれぞれ発表済み。ジャービスは、同チームからAsLMSに参戦しているトーマス・ローランとともに37号車をドライブする。
WECのシートを求めて、9年間在籍したアウディから離脱したジャービスは次のように語った。