WEC世界耐久選手権に参戦するポルシェは4月16日に迫った第1戦シルバーストンへ、ハイダウンフォース仕様とローダウンフォース仕様、どちらのエアロキットを投入するか明言しなかった。
WECではサーキットの特性にあわせ、2種類のエアロキットを選択できる。開幕前シルバーストンではハイダウンフォース仕様を使う方がタイムが出るが、シリーズの天王山であるル・マン24時間耐久レースではローダウンフォース仕様のほうが戦闘力が高い。
ポルシェとWEC総合優勝を争うトヨタは、開幕戦ではハイダウンフォース仕様のエアロキットを投入すると明言。トヨタ・モータースポーツGmbHのパスカル・バセロンも「シルバーストンにローダウンフォースパッケージで臨めば、苦戦を強いられることは間違いない」と理由を説明している。
しかし、ポルシェのチームプリンシパル、アンドレアス・ザイドルは「シルバーストンでのお楽しみだ」と述べるに留まった。
■両陣営が探りあい。ポイントはエアロキットのホモロゲーション
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