全世界中で驚異となっている新型コロナウイルス(COVID-19)。日本国内でも公立小中学校の休校や時差出勤の推奨、コンサートなどイベント開催の自粛要請といった感染拡大防止対策が採られている。ここでは、その新型コロナウイルスの影響で開催延期や中止、無観客イベントとなった国内外のモータースポーツをまとめていく。
■国内外モータースポーツ新型コロナウイルス影響まとめ(編集部作成/3月26日時点)
●F1
・第1戦オーストリアGP(3月13~15日):フリー走行1~2開催当日の3月13日早朝に開催中止。
・第2戦バーレーンGP(3月20~22日):3月8日の時点で無観客イベントとしての開催を決定。その後3月13日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第3戦ベトナムGP(4月3~5日):3月13日に第2戦バーレーンGPと合わせて開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第4戦中国GP(4月17~19日):2月12日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第5戦オランダGP(5月1〜3日)、第6戦スペインGP(5月8〜19日)、第7戦モナコGP(5月22〜24日):3月19日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第7戦モナコGP(5月21~24日):3月19日に主催者が中止を発表
・第8戦アゼルバイジャンGP:3月23日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・2021年のF1新規則導入:3月19日、新規則導入を2022年に延期することでFIA、F1、全チームが合意(世界モータースポーツ評議会等の承認待ち)
●FIA-F2
・第1戦サクヒール(3月20~22日):F1第2戦バーレーンGPと併催で開幕予定だったが、バーレーンGPの延期に伴い3月13日に開幕戦の延期が発表された。代替日程は調整中。
・第2戦ザントフォールト(5月1〜3日)、第3戦バルセロナ(5月8〜10日)、第4戦モンテカルロ(5月21〜23日)、第5戦バクー(6月5〜7日):F1オランダGP、スペインGP、モナコGPの延期に伴い3月19日に第2〜4戦の延期が発表され、第4戦はF1モナコGPとともに中止が決定。第5戦もアゼルバイジャンGPの延期に伴い3月23日に延期が発表された。
●FIA-F3
・第1戦サクヒール(3月20~22日):F1第2戦バーレーンGPと併催で開幕予定だったが、バーレーンGPの延期に伴い3月13日に開幕戦の延期が発表された。代替日程は調整中。
・第2戦ザントフールト(5月1〜3日)、第3戦バルセロナ(5月8〜10日):F1オランダGP、スペインGPの延期に伴い3月19日に延期を発表
●WRC世界ラリー選手権
・第3戦メキシコ(3月12~15日):3月14日に15日(日)分の走行取り消しが決定。全3日間での短縮開催となった。
・第4戦アルゼンチン(4月23~26日):3月13日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第5戦ポルトガル(5月21~24日)、第6戦イタリア(6月4~7日):3月24日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
●WEC世界耐久選手権
・第6戦セブリング(3月18~20日):3月12日に開催中止が発表された。
・第7戦スパ・フランコルシャン(4月23~25日):3月16日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第8戦ル・マン24時間(6月13~14日):9月19~20日への延期が3月18日に発表された。
●ABBフォーミュラE選手権
・第6戦三亜E-Prix(3月21日):2月3日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第7戦ローマE-Prix(4月4日):三亜E-Prix中止に伴い、第6戦へ昇格。3月7日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第10戦ジャカルタE-Prix(6月6日):三亜、ローマの両E-Prix中止で第8戦に昇格。3月11日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第8戦パリE-Prix(4月18日)/第9戦ソウルE-Prix(5月3日):3月13日に発表されたレース開催凍結の決定を受けて開催延期。代替日程は調整中。
●WTCR世界ツーリングカー・カップ
・第1戦ハンガロリンク(4月24~26日):マラケシュ戦中止で第1戦に昇格。3月13日に開催中止が発表された。
・第2戦ニュルブルクリンク(5月20~23日):併催レースのニュルブルクリンク24時間レースが新型コロナウイルスの影響で延期に。新たな日程は既存WTCRスケジュールと重複していたため中止。
●WorldRX世界ラリークロス選手権
・第1戦バルセロナ(4月18~19日):現地3月13日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
●DTMドイツ・ツーリングカー選手権
・新型コロナウイルスの影響で2020年のカレンダーを再構築。7月開幕で10戦開催の維持を発表した。
・公式テスト(3月16~18日):イタリア・モンツァで開催予定だったが新型コロナウイルスの影響でドイツ・ホッケンハイムへ開催地変更。日程も3月16~19日に延長された。その後、テストの無観客化、メディア関係者の立ち入り制限の案内が出されたが13日に中止が発表された。
●NLSニュルブルクリンク耐久シリーズ
・公式テスト(3月14日):無観客イベントとして開催。
・第1~2戦(4月開催):3月17日に開催中止が発表された。
●インディカー・シリーズ
・第1戦セント・ピーターズバーグ(3月13~15日):13日の走行を取りやめ、14~15日の2デイイベントとし、無観客レースとしての開催が発表されたが、現地13日に開催中止が発表された。あわせて、4月いっぱいのレース中止も発表されている。
・第104回インディアナポリス500マイル(5月24日決勝):3月27日に開催延期が発表された。新たな決勝日は8月23日。
・新レーススケジュールを発表(5月24日決勝):デトロイト戦が中止となり、6月6日テキサスで開幕しダブルヘッダー戦を加えた新スケジュールを発表した。
●ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
・公式テスト(3月30~31日)、第1戦バルセロナ(4月3~5日)、第2戦モンツァ(5月8~10日):現地3月13日に開催延期が発表された。第1戦、第2戦の代替日程は調整中。
●IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ
・第2戦セブリング12時間(3月18~21日)、第3戦ロングビーチ(4月17~19日):3月13日に開催延期が発表された。代替日程は調整中。
・第3戦ロングビーチ(4月17~19日):事前に延期がアナウンスされていたが、3月18日に中止が発表された。
・改訂版2020シーズンカレンダー発表:3月24日に公開。延期となった第2戦セブリング、第4戦ミド・オハイオをシーズン終盤にリスケジュールした他、ラグナ・セカ、プチ・ル・マンの日程が調整された。
●GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ
・第1戦モンツァ(4月17~19日):3月9日にキャンセルが発表。緊急時対応計画に基づき、10月30日~11月1日にイモラで代替イベントが行われる。
●GTワールドチャレンジ・アジア
・第1戦セパン(3月28~29日)、第2戦ブリーラム(4月25~26日):第1戦セパンは中止、第2戦ブリーラムは延期。緊急時対応としてオートポリス戦が追加された。第6戦は今後決定へ。
●NASCAR
・第5戦アトランタ(3月13~15日)、第6戦ホームステッド(3月20~22日):現地3月12日に無観客イベントとしての開催が発表されたが、翌13日には開催延期となった。代替日程は調整中。
●BTCCイギリス・ツーリングカー選手権
・第1戦ドニントン・パーク(3月28~29日)、第2戦ブランズハッチ(4月11~12日)、第3戦シルバーストン(4月25~26日):イギリス政府の方向転換に従い3月17日に、開幕3ラウンドの延期が発表された