投稿日: 2024.10.12 10:53
更新日: 2024.10.12 11:07

JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに


スーパーフォーミュラ | JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに

 10月12日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーションは、上野禎久社長、近藤真彦会長が出席し、定例のサタデーミーティングが行われた。このなかで、上野社長から2025年に予定されていたインジェ・スピーディウムでの韓国大会の開催が断念されたことが正式に発表された。

 2025年のスーパーフォーミュラについては、8月1日にJAF日本自動車連盟から発表されたFIA国際スポーツカレンダー登録申請のなかで8大会のスケジュールが発表され、この中で江原道のインジェ・スピーディウムでの開催が含まれていた。

 ただ、12日に行われたサタデーミーティングのなかで上野社長は、韓国大会の開催を断念すると発表した。「2025年のカレンダーで6月に予定として組ませていただいておりました韓国大会について、韓国サイドのプロモーターと開催要件の調整を進めて参りましたが、双方で設定していた期限までに要件が整わなかったということで、2025年の開催については断念することを決定しました」と上野社長は報告した。

 今回合意に至らなかった理由については、「契約に関わる部分もございますので細かい説明はできませんが、やはり海外戦にあたりさまざまな条件がありまして、そういったところを積み重ねてきたものの最終的には合意に至りませんでした」と説明している。

 韓国大会の開催断念にともない、2025年のスーパーフォーミュラは7大会12レースで争われることになった。なお6月にスケジュールが空くことになるが、「今後オーナーサイドとの打ち合わせになりますが、シーズン途中の公式テストの機会が設けられる可能性がスケジュールとして出てきましたので、今後検討していきます」という。

 なお、2026年以降の韓国での開催については「可能性として否定はしませんが、時間をかけて解決できないところもあるので、2026年についてはまだ話をしておりません」と上野社長。また韓国以外の開催については「いくつかの海外プロモーターからもスーパーフォーミュラに対していろんな関心をもっていただいています。決まり次第皆さまにご案内します」という。海外プロモーターについては、アジア以外の関心もあることをうかがわせている。

2025 全日本スーパーフォーミュラ選手権
シーズンカレンダー(10/12)

Round Date Circuit Region
1 3月8〜9日 鈴鹿サーキット 三重県
2 3月8〜9日 鈴鹿サーキット 三重県
3 4月19〜20日 モビリティリゾートもてぎ 栃木県
4 4月19〜20日 モビリティリゾートもてぎ 栃木県
5 5月17〜18日 オートポリス 大分県
6 7月19〜20日 富士スピードウェイ 静岡県
7 7月19〜20日 富士スピードウェイ 静岡県
8 8月9〜10日 スポーツランドSUGO 宮城県
9 10月11〜12日 富士スピードウェイ 静岡県
10 10月11〜12日 富士スピードウェイ 静岡県
11 11月22〜23日 鈴鹿サーキット 三重県
12 11月22〜23日 鈴鹿サーキット 三重県
JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに
スーパーフォーミュラ第6戦富士のサタデーミーティングに出席したJRPの上野禎久社長、近藤真彦会長

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