更新日: 2024.10.13 22:11
おひさしぶり! 中嶋大祐が2019年以来の国内ビッグレース訪問「レース前は緊張しちゃいますね(笑)」
10月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦に、懐かしい顔があった。2011〜17年にはスーパーフォーミュラ、前身のフォーミュラ・ニッポンで戦ったほか、国内外のレースで活躍してきた中嶋大祐が、2019年に電撃的に引退して以来ひさびさに国内ビッグレースを訪れたのだ。
PONOS NAKAJIMA RACING中嶋悟代表の次男、現在TGRヨーロッパの副会長を務める中嶋一貴の弟である大祐は、2011〜17年にフォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラで戦ったほか、2012〜19年はスーパーGTで活躍してきた。
そんな大祐は、2019年に富士スピードウェイで行われたスーパーGT/DTM特別交流戦のレースウイーク中、電撃的にレーシングドライバーからの引退を表明したが、同じ富士で行われたスーパーフォーミュラ第7戦を訪れた。なんと引退してから国内ビッグレースの会場を訪れるのは初めて。本来は、8月31日(土)〜9月1日(日)に予定されていたスーパーGT第5戦鈴鹿を訪れる予定だったというが、延期となったためこのスーパーフォーミュラが5年ぶりのレース会場訪問となった。
「昨年、WEC世界耐久選手権が開催されていた木曜日に、元ウイリアムズの白幡(勝広)さんとフラッと遊びに来たこともあったのですが、ちゃんとしたレースを観にきたのはやめて以来なので5年ぶりです」と大祐。今回は三連休だったこともあり、家族とともにレースを訪れたのだという。
「ひさびさのサーキットですが、自分が戦っていたときの感じが微妙に蘇ってしまって(笑)。自分がレースに出るわけでもないのに、なんだかちょっと緊張しちゃいますね。でもメンバーもあまり変わっていないですし、良かったです」
レースの世界を離れてから、現在は旅客機のパイロットを務めている大祐。ドライバー時代からは体つきも変わっていたが、礼儀正しい語り口は5年前とまったく変わらなかった。聞けば、今週末富士を訪れていた兄の一貴とも会ったとのこと。またレース前後には、多くの関係者との再会を楽しんだ様子で「またサーキットを訪れたい」と大祐は笑顔をみせていた。