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投稿日: 2017.05.28 04:46
更新日: 2017.05.28 08:59

スーパーフォーミュラ第2戦土曜:時間切れ&W接触と多難なガスリー「レース2はいける」

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ第2戦土曜:時間切れ&W接触と多難なガスリー「レース2はいける」

 スーパーフォーミュラ第2戦岡山、注目新人ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)のレース1は予選が13位、決勝は序盤緊急ピットインがあり1周遅れの最下位19位という厳しい結果に終始した。開幕前のテストでの好調から、開幕後は一転して苦戦モードにあるが、レース1はどんな戦い模様だったのか、そしてレース2に向けて浮上の手応えはあるのだろうか。

 レース1当日の土曜日、まず午前に行なわれた20分間の計時予選でガスリーは13位にとどまった。「マシンのポテンシャルをフルに発揮できたとは言い難い」という理由はタイヤのウォームアップが満足にできなかったことにあるのだが、これには無線のトラブルが影響を及ぼしていたようだ。

「最初のランからピットに戻ってきてマシン(セット)を変えたんだけど、戻ってくるタイミングが(無線不調により)遅れた。作業を終えて2回目のランに入った時には時間が足りない状態で、タイヤの温めが難しかったね。ベストタイムを出したラストラップも、コース前半ではまだグリップが充分ではなかった。コース後半は良かったんだけど。あとコンマ2秒縮められていれば、5〜7位あたりには入れたはずだ」

2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山金曜
金曜の走り出してクラッシュして岡山での流れが悪いガスリー

 前日の金曜フリー走行、クラッシュがあったガスリーは他の選手が30周、40周と走り込むなか、初の岡山を12周しか走行できずに実戦初日の土曜、レース1当日を迎えていた。ただ、初岡山ということについては「スーパーフォーミュラの戦いは常に難しいものなのだから、それが特に大きい問題とは思わない」と語る。

 しかし負の連鎖は続き、決勝では中団グリッド発進の混戦リスクがもろに具現化してしまう。ガスリーは1周目に2回のアクシデントに遭遇。2周目を終えたところで緊急ピットイン、傷めたフロントノーズとタイヤを交換して戦列復帰することになり、序盤早々にこのレースの勝負権を失った。

「最初にターン1で他のマシンと当たってしまってグラベルに入り、そこで3〜4ポジション落とした。その後、ターン11かな? 小暮(卓史)選手とのコンタクトがあって、自分のマシンはフロントウイングが左前輪に干渉する状態になり、タイヤからスモークが上がってしまった。それでピットイン、今日は難しいレースになった」

 ポイント獲得が実質不可能になったなか、その後はクリアな空間を選んで再度レーシングスピードにのせて走るなど、翌日のレース2の予選・決勝を睨んだテスト的な走りをする姿もガスリーには見られている。

2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山レース1
レース1のスタート、その後の1コーナーで接触を受けてフロントノーズを破損してしまったガスリー


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