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投稿日: 2017.05.28 18:53
更新日: 2017.09.11 11:01

スーパーフォーミュラ第2戦決勝2:関口が全周アタック。石浦とのマッチレースを制して逆転優勝

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ第2戦決勝2:関口が全周アタック。石浦とのマッチレースを制して逆転優勝

 2レース制で開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦岡山。最後を締めくくるレース2が周回数51周で行われ、3番手スタートの関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1周目にピットイン、タイヤ交換義務を果たしたのち追い上げる作戦で、後半ピットインの石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)とのマッチレースを制し、今季初優勝を果たした。

 レース2はタイヤ4輪交換義務付けのレースフォーマットとなり、必ずピットインしなければならない。レース2ではスタートに加えて、各チームのピットイン戦略も勝負の大きなポイントになる。

 事前の取材では燃料は無給油でも行ける距離であること、タイヤも50周走り切っても問題ないというタイヤサプライヤーである横浜ゴムの見立てもあり、1周目で無給油、タイヤのみ交換という戦略も可能で、スタート次第で多くのマシンが1〜2周目にピットインすることが予想された。

 8分間のウォームアップ走行ではクルマの最終チェック、各チームピット前でタイヤ交換の練習、ピットロード出口でのスタート練習と、各チームルーティン作業を実施。前日のレース1ではポールポジションからスタートをするも出遅れて優勝を逃した関口は、幾度もピットロードへと戻り、スタート練習を繰り返していた。

 レース開始直前のコンディションは気温27度、路面温度41度と、前日から今朝までの涼しさから一転、暑さを感じるコンディションへ大きく変化。グリッド上では国歌吹奏が行われ1分前のボードが掲示と同時に、各車のエンジンに火が入り、14時25分の定刻でフォーメーションラップが始まった。

 緊張高まるスタートでは前日同様4番グリッドのアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がうまくスタートを決め3番手にポジションを上げ、先頭から石浦、山下健太(KONDO RACING)、ロッテラーの順に1コーナーへ。しかし、その直後、中団9番手スタートの中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がアトウッドで大きくはみ出しコースオフ、最後尾へと落ちてしまう。

 そして、1周目完了の時点でピットロードへと向かうマシンが8台現れ、先頭集団の中では唯一、関口がピットに入る選択をし、クリーンエアの中での順位アップを狙いに出る。

 3周目にも2台がピットインし、約半数ごとに、コース上にはピットインしていないグループ、ピットインを終えてタイヤ交換義務を果たしたグループの2つの隊列ができ、遠隔で順位を争う展開となった。


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