レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

投稿日: 2017.05.31 13:58
更新日: 2017.05.31 14:50

岡山で苦戦のガスリー。スーパーフォーミュラでの今後の可能性とチームの評価

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーフォーミュラ | 岡山で苦戦のガスリー。スーパーフォーミュラでの今後の可能性とチームの評価

 スーパーフォーミュラ第2戦岡山、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)は日曜日のレース2を予選5位・決勝7位初入賞という結果で終えた。前日のレース1からは大幅な順位的前進が見られたといえるが、この程度で満足しているはずはない本人、どうレースを振り返るのだろうか。

 四輪タイヤ交換義務のあるレース2は予想通り1周目から義務消化に入るマシンも多い展開となった。そのため1周目の完了順位だけではスタートから1周目序盤の順位攻防の良し悪しが見えてこないわけだが、ガスリーの1周目セクター1通過は6番手。つまりこの時点までで1ポジションダウンである。

「スタート自体は良かったんだ」とガスリー。アウト側3列目の5番グリッドから好発進したガスリーは、コースの外側いっぱいに進路を取った。しかしターン1手前では「たくさんのマシンが横にいたね(苦笑)。外に押されて、僕のスペースはなくなってしまった」という状況に直面する。

 グラスゾーンにタイヤを落とすような走りになってしまい、ポジションを落とすことに。ただ、これは場合によっては大幅な後退もあり得たなか、よく1ポジションに損失を抑えたともいえる局面だった。

 そして1周目にタイヤ交換義務消化へ。事前のプラン通りだが、チームの藤井一三オブザーバーによれば、状況によってはドライバー判断で別の選択肢を採る可能性も含んではいたという。

タイヤのグリップ不足に悩まされたというピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)
タイヤのグリップ不足に悩まされたというピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)

 レース中のマシンのフィーリングについてガスリーは、「ドライビングが難しい状態だった。リヤのグリップ不足に悩まされ続けていたんだ。レース直前の8分間走行でその症状がひどく、グリッドで調整して良くはなったんだけど」と振り返る。

 オーバーステアは完全には解決しなかった。藤井オブザーバーによると、予選時にはアンダーステアを訴えていたらしく、マシンの状況は一日のなかでもアンダーから大オーバー、オーバーと推移していた模様だ。

 レース中には次のような実感もあったとガスリーはいう。「山下(健太)選手の後ろを走った時だけど、正直なところ、今日は彼(トヨタエンジン)の方にストレートスピードの面で少し利があるように感じられた。我々(ホンダ勢)もさらに進化する必要がある」


関連のニュース