レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

投稿日: 2017.07.18 20:41
更新日: 2017.07.19 10:16

僅差の難しさと緊張感。スーパーフォーミュラ&JSB1000ツインリンクもてぎ戦プレビュー

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーフォーミュラ | 僅差の難しさと緊張感。スーパーフォーミュラ&JSB1000ツインリンクもてぎ戦プレビュー

 8月18~20日にツインリンクもてぎで開催される『ツインリンクもてぎ2&4レース』。国内最高峰のフォーミュラレースと二輪ロードレースが同時に楽しめる1戦だ。4月の鈴鹿以来の2&4レースではどのようなドラマが待っているのか。

■2年連続の2スペックタイヤ

 先日、第3戦を終えたスーパーフォーミュラは次戦、第4戦をツインリンクもてぎで迎える。昨年のツインリンクもてぎ戦ではシリーズ初となる2スペックタイヤを導入したが、今年もヨコハマタイヤ&JRPは新開発のソフトスペックタイヤの導入を決定。昨年のソフトタイヤよりも1周で0.5~0.8秒速いという新タイヤでどんなレースを迎えるのか。

 今シーズンのスーパーフォーミュラは相変わらず、いや、昨年以上にタイム差が僅差で、予選時はアタック時の風向きひとつでも順位が大きく変わってしまうくらいの大接戦。ポイントランキングでも19人中、15人がポイントを稼いでいる混戦状態と、とにかくチーム、ドライバーにとっては厳しい戦いとなっている。シーズンの折り返しで注目される第4戦ツインリンクもてぎ戦のポイントを、ドライバーたちに聞いた。

塚越広大(REAL RACING)
塚越広大(REAL RACING)

 まずは、ツインリンクもてぎはホームコースでもある栃木県出身の塚越広大。塚越とトップフォーミュラと言えば、2009年の雨あがりの一戦。予選3番手から小雨の中、スリックタイヤで驚くような走りを見せた。結果は4位ながら、未だに語り継がれるレースのひとつになっている。そんな塚越は、今年のツインリンクもてぎ戦をどう戦うのか。

「今年に限った話ではないですが、スーパーフォーミュラはすごくタイムが接近していて、ほんの少しの差で順位が大きく変わってしまうのが難しいとこ ろだと思います。コースによってすごく良いと思っていたところが、違うコースに行ったら合わなくなってしまうところもありますので、ツインリンクもてぎでのレースも、そのあたりを短い時間でセットアップしていくかが難しいポイントですね」

 塚越が話すように、金曜と土曜、そして土曜と日曜でまったく順位が異なってしまうのも、現在のスーパーフォーミュラの特徴だ。タイムが僅差なだけに、その時点で路面コンディションとセットアップがマッチしたドライバーが上位に上がりやすい傾向がある。

「夏のツインリンクもてぎでのレースは、地元ということもあり、気合が入る一戦でもありますよね。他のコースと比べると、タイム差が出にくいサーキットのひとつではあるので、より僅差の戦いにはなると思います。ここ最近でいうと、鈴鹿では好調でポイントを獲ったりしたこともあったのですが、もてぎはなかなか上位に食い込めていないコースなんです。地元でいい活躍をしたいという思いもあるので、しっかりと表彰台争いに食い込みたいと思っています」

 第3戦富士ではホンダエンジン陣営のマシンはトヨタエンジン勢に直線で離されてしまう傾向も見られた。ホンダ陣営としてはドライバーの腕だけでは厳しい面もあるが、塚越はもちろん、そんな弱音は吐かない。


関連のニュース