全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は18日、ウエットとドライのミックスコンディションのなか、ツインリンクもてぎで金曜練習走行が行われ、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークした。
2016年に続き、第4戦もてぎでは2スペックタイヤを導入。もてぎ戦では、第3戦から持ち越しのユーズドミディアムタイヤ2セットと新品のミディアムタイヤ2セット、ソフトタイヤ3セットをレースウィークで使用する。
ツインリンクもてぎでは午前中に雨が降り、路面コンディションはウエットだったが、セッション開始前には晴れ間が広がり、次第にドライコンディションへと変化していく。
サーキットのモニターでは、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、山下健太(KONDO RACING)、山本尚貴(TEAM MUGEN)の3台がセッション開始からソフトタイヤを投入していることが確認できた。アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、小林可夢偉(KCMG)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)の3台がウエットタイヤ、それ以外はミディアムタイヤでコースへと向かったようだった。
山下、山本、キャシディの3台は、1周を終えるとピットに入りタイヤを交換。最初にソフトタイヤで走行したのはタイヤのスクラブが目的だった模様。
セッション8分が経過したところで大祐がピットインしタイヤを交換。この時はソフトタイヤを履いた模様。1周するとすぐにピットインしてタイヤを交換したため、大祐もソフトタイヤをスクラブすることが目的だったようだ。
ウエットタイヤで走行していた模様のロッテラーは15分が経過したところでピットインし、ソフトタイヤに交換。コースインして1周を終えるとピットへと戻っていった。その後、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)もピットに入りタイヤを交換。一貴もソフトタイヤに換えていたようで1周を終えるとピットへと戻り、タイヤを交換した。
21分が経過したところでピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)がヘアピンでクラッシュ。セッションは赤旗中断となる。
赤旗は15分後に解除。セッションは10分延長して再開となる。この時は全車ミディアムタイヤを履いてコースへと向かったようだ。
セッション再開後、空は厚い雲で覆われたが、雨は降ることなくセッションは終了。大祐が初日トップとなった。
今回導入される新設計のソフトタイヤが予選、決勝でカギを握るかもしれない。以下、金曜練習走行のタイム結果。