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投稿日: 2017.12.06 19:21
更新日: 2017.12.06 19:24

全日本F3を戦った高星とパロウが挑んだSF初テスト。セットによりふたりは明暗

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スーパーフォーミュラ | 全日本F3を戦った高星とパロウが挑んだSF初テスト。セットによりふたりは明暗

 12月6日、鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー/ルーキードライバーテストが行われたが、このテストに今季全日本F3選手権でタイトルを争った高星明誠(B-MAX Racing Team)とアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が挑んだ。ただ、選手権の順位とはふたりの立場は逆転していた。

 今季の全日本F3選手権では、序盤戦高星とパロウが勝ち星を分け合うような展開となった。シリーズ後半には坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が勝利を積み重ね、最終的には高星と坪井の争いになったものの、最終的には高星がチャンピオンを獲得。坪井が2位、パロウが3位となっていた。

 そんな高星とパロウにとって、初めてのスーパーフォーミュラ経験が今回の鈴鹿テスト。高星は走行初日の午前、午後とも走行し、一方のパロウは午前は中嶋大祐がドライブ。ステアリングを引き継ぎ、午後のセッションを担当していた。

■セットアップに苦戦した高星

 F3王者として、初めてのビッグフォーミュラ経験となった高星だが、「シーズンのときとセットが違った」ため、最初からセットアップを進めることになる。走り出しはバイブレーションがひどく、「『これでは走れない』という状態」だったという。

 その後、なんとかセットアップを詰めタイムを上げたものの、午後は1分38秒364というベストタイム。トップの関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)からは2.647秒差というタイムで、「タイム差が大きかったので残念でした」とやはり悔しそうな表情を浮かべた。

「シーズンを通してB-MAX Racing Teamのマシンがパフォーマンスがあまり高くないのかな、というのは第三者の目線から観ていて分かっていたので、当然トップタイムが記録できるとは思っていなかったですけど、もう少しタイム差は縮めたかったです」と高星。

 そんな高星にとって、SF14にはどんなフィーリングを得ていたのだろうか。「トップスピードは速いとは思いませんでしたが、立ち上がりからの加速やコーナリングスピードも全然速かったです。そこの感覚をつかむのは少し苦労しましたね」と高星は言う。

「コーナーは首が少しキツかったのですが、ステアリングについてはスーパーフォーミュラはパワステがついているので、F3の方が重い。その分コーナーが速いところに対して、もっと鍛えなければと思いましたね」

高星明誠(B-MAX Racing Team)
高星明誠(B-MAX Racing Team)
高星明誠(B-MAX Racing Team)


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