全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦、決勝日朝のフリー走行が7月8日に富士スピードウェイで行われ、ニック・キャシディ(KONDO RACING)が1分24秒988でトップタイムをマークした。
降ったり止んだりの雨に翻弄される予選となった土曜から一転、決勝日はくもりではあるものの青空ものぞく気候。スタート時点ではドライコンディションのもと、30分間の朝のフリー走行が始まった。
各車、決勝レースに向けて入り込みやセットアップを続けるなか、残り約11分となったところでジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が11コーナーでリヤタイヤを滑らせてラインを外す。しかし大きくコースオフすることはなく、コースに復帰して走行を続けている。
また、残り2分、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がアドバンコーナー付近でスピンを喫したと見られ、コース上にマシンを止める。しかし関口も自力でセッションに復帰。この時点で、雨がぱらぱらと落ちてきたという情報が入り、コースコンディションが変わり始めていたようだ。
微妙な天候とコンディションのまま、フリー走行はチェッカー。トップタイムは精力的に15周を走り込んだキャシディの1分24秒988。前日の予選でポールを獲得したキャシディがこのセッションも制した。2番手には1分25秒165で千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、3番手には小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が入った。
予選3番手の石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)は5番手、予選2番手の山本尚貴(TEAM MUGEN)は10番手でセッションを終えている。
セッション中に落ちてきた雨により、決勝レースも再び天候が読めない状況。今週末のスーパーフォーミュラは一筋縄ではいかなそうだ。決勝レースは14時15分スタート、55周で争われる。
2018スーパーフォーミュラ第4戦富士 日曜フリー走行 タイム結果(編集部計)
天候:曇り 路面:ドライ
Pos | No. | Driver | Team | Engine | Time |
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1 | 3 | N.キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA | 1’24.988 |
2 | 50 | 千代勝正 | B-Max Racing team | Honda | 1’25.165 |
3 | 18 | 小林可夢偉 | carrozzeria Team KCMG | TOYOTA | 1’25.241 |
4 | 20 | 平川亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA | 1’25.368 |
5 | 1 | 石浦宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA | 1’25.400 |
6 | 2 | 国本雄資 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA | 1’25.403 |
7 | 65 | 伊沢拓也 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda | 1’25.410 |
8 | 4 | 山下健太 | KONDO RACING | TOYOTA | 1’25.655 |
9 | 6 | 松下信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda | 1’25.680 |
10 | 16 | 山本尚貴 | TEAM MUGEN | Honda | 1’25.713 |
11 | 64 | N.カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | Honda | 1’25.836 |
12 | 37 | J.ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA | 1’25.889 |
13 | 8 | 大嶋和也 | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA | 1’25.939 |
14 | 15 | D.ティクトゥム | TEAM MUGEN | Honda | 1’26.006 |
15 | 36 | 中嶋一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA | 1’26.024 |
16 | 19 | 関口雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA | 1’26.128 |
17 | 17 | 塚越広大 | REAL RACING | Honda | 1’26.195 |
18 | 5 | 野尻智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda | 1’26.218 |
19 | 7 | T.ディルマン | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA | 1’26.405 |