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投稿日: 2016.08.23 07:00
更新日: 2016.08.23 11:59

「ホンダさんがかなり馬を連れてきた」。トヨタ×ホンダ、SFニューエンジン対決の開発ポイント

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スーパーフォーミュラ | 「ホンダさんがかなり馬を連れてきた」。トヨタ×ホンダ、SFニューエンジン対決の開発ポイント

エンジン対決が熾烈なスーパーフォーミュラ。この第4戦ツインリンクもてぎは、年間使用できる2基のエンジンの2基目の投入タイミングにあたり、トヨタ、ホンダともにニューエンジンを搭載してきたが、その出来映えはどうだったか。開発ポイントを探るとともに、JRP主催の会見ではトヨタ、ホンダの開発エンジニアの探り合いも見られた。

土曜日に行われた会見では、お互いの開発状況を探り合い、TRD開発部の永井洋治エンジニアとホンダSakura研究所の佐伯昌浩エンジニアで以下のようなやりとりが行われた。

☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

永井 「佐伯さんにお聞きしたいのが、今回、ホンダさんは相当頑張って、かなりの馬を連れてきたと聞いていますが。何頭くらい連れて来たのですか?」

佐伯 「それは言えないです(笑)。それでも後半スペックはある程度、燃焼の部分を突き詰めようと。燃料流量は決まっているので、その燃料をしっかり燃やして、使い切る。その部分に集中して開発してきたエンジンですので、(馬力は)上がっていることは上がっています」

永井 「風のウワサではダービーの出走馬(最大18頭)の倍くらいだとか」

佐伯 「そんなことはないです(笑)」

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SF第4戦もてぎ土曜サタデーミーティングに出席したTRD永井エンジニア(左)とホンダ佐伯エンジニア(右)
SF第4戦もてぎ土曜サタデーミーティングに出席したTRD永井エンジニア(左)とホンダ佐伯エンジニア(右)

現在のエンジンの熾烈な開発競争を垣間見れたひと幕だったが、両メーカーとも、今回の後半用ニューエンジンはかなり力を入れて開発を行ってきていた。

「今回の狙いはピックアップの向上、イメージとしてはNAエンジンにより近づける。あとはパワーを上げることです」と話すのは、TRD永井エンジニア。今回のトヨタR14-Aはハードウエア面では吸気系、カムシャフトを変更、吸気効率を改善させ、ソフトウエア面ではエンジンのレスポンス、ピックアップの向上が盛り込まれているという。実際、ドライバーからも「ドライバビリティが良くなった」という声が聞こえた。

■ほぼ全面見直しで新しくなったホンダHR-414E


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