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投稿日: 2018.08.10 17:33
更新日: 2018.08.10 17:55

福住、4カ月ぶりのスーパーフォーミュラ参戦へ。自信のあるもてぎは「ポール獲得が目標」

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スーパーフォーミュラ | 福住、4カ月ぶりのスーパーフォーミュラ参戦へ。自信のあるもてぎは「ポール獲得が目標」

 2018年シーズン、FIA F2(GP2)にフル参戦しながら、全日本スーパーフォーミュラ選手権にもエントリーしている福住仁嶺。F2ではここまで苦戦を強いられているが、その悪い流れを断ち切るべく、約4カ月ぶりの参戦となるスーパーフォーミュラ第5戦もてぎに臨む。

 福住はF1参戦に必要なスーパーライセンス取得を目指し、F1直下のF2にアーデンから参戦中。

 しかし、シーズン上半期はトラブルなどから思うような結果を残せず。サマーブレイク前最後のレースとなった第8戦ハンガリーのレース2でベストリザルトとなる6位入賞を果たしたが、ポイントランキングでは18番手につけている。

 そのF2ではメカニカルトラブルに加え、チーム側のミスにも苦しめられた。第2戦アゼルバイジャンではチームが規定で定められた上限を超えてメカニックを登用してしまい、福住に予選失格が言い渡される事態も起きた。

 しかし、第8戦までチームとともに戦い、その関係性も深まってきたという。

「F2はマシントラブルも多かったけれど、チームのメカニックさんのミスなども多かったんです」と福住。

「チームとの関係は、今年の初めから比べればお互いオープンになってきたと思います。言うことは言うようになってきました」

「でもまだ小さなトラブルが続いたりするので、そういうのをしっかり直していかないと、結果にもつながらないと思います。今後はそういうことがないように、僕も僕でしっかり頑張ります」

 その福住はF2と並行して、国内トップフォーミュラであるスーパーフォーミュラにもTEAM MUGENから参戦。第1戦鈴鹿では予選2番手を獲得したものの、決勝では2番手走行中に電気系トラブルが発生しリタイア。第2~第4戦はF2出場を優先したため、8月18~19日にツインリンクもてぎで行われる第5戦がひさびさの出場となる。

「今年はスーパーフォーミュラもF2もトラブルばかり。日頃の行いが悪いのかなと思ったりもしました。でも僕ができることは後悔がないように、全力でレースをすることです」

 とは言えトラブル続きの状況に、「あまり厄払いとかしてこなかったんですけど、さすがに今年はお墓参りとか、小さなことでもやろうかなという気持ちにはなりました。実際、(お墓参り)しましたし」と語る。

 福住にとって2018年は重要なシーズン。F1参戦に必要なスーパーライセンス取得を目指す1年は、これまでのところ福住にとって「今季はドライバー人生のなかで、一番つらいシーズン」になっているという。

「でも、楽なシーズンというのは今までありませんでした。みんながみんな全力だと思うので、自分はそれに負けないくらい努力をして、結果を残さないといけないなと思うんです」

 そんな福住の前向きな姿勢が、次第に流れを引き寄せ始めている。

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