全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦もてぎの金曜専有走行が8月17日、ツインリンクもてぎで行われ、大嶋和也（UOMO SUNOCO TEAM LEMANS）がトップタイムをマーク。開幕戦以来のスーパーフォーミュラ参戦となった福住仁嶺（TEAM MUGEN）は5番手でセッションを終えた。

　やや強めの風が吹くものの、快晴のもとドライコンディションで行われた専有走行。フル参戦ドライバーに加え、小林可夢偉（carrozzeria Team KCMG）と中嶋一貴（VANTELIN TEAM TOM’S）がWEC世界耐久選手権に参戦するため、代役としてエントリーした中山雄一（carrozzeria Team KCMG）、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ（VANTELIN TEAM TOM’S）を加えた19名が走行を行った。

開始15分でトップタイムをマークしたのは、前戦ウイナーであるニック・キャシディ（KONDO RACING）。2番手には山下健太（KONDO RACING）が続き、KONDO RACINGのふたりが1分34秒台のタイムでトップツーにつける。

　開始23分、大嶋がS字アウト側のグラベルでストップ。これにより赤旗が提示され、セッションは一時中断となった。約12分間にわたる車両回収を終えて、セッション再開。

　ここでトップに浮上したのは石浦宏明（JMS P.MU／CERUMO・INGING）。山下がこのタイムをすぐに塗り替えるが、そのタイムを再び石浦が更新する。石浦がトップを守るなか、2番手に浮上してきたのが開幕戦以来のスーパーフォーミュラ参戦となる福住。今季、ダブルエントリーしているFIA F2（旧GP2）を優先したため、スーパーフォーミュラをドライブするのは実に4カ月ぶりながら、福住はセッション上位につけた。

　残り時間15分を切って、山下が1分34秒075をマーク。再びトップに浮上。そのまま山下がトップでセッション終了となるかと思われたが、残り時間わずかとなったところで大嶋が1分33秒772のトップタイムをマーク。専有走行を制した。この大嶋のタイムはソフトタイヤで記録されたものだという情報が入っており、そのほかの上位ドライバーはミディアムタイヤでのタイムである。

　2番手には山下、3番手にはセッション終盤にタイムを詰めた伊沢拓也（TCS NAKAJIMA RACING）、4番手にはディフェンディングチャンピオンの石浦が続き、5番手に入ったのは福住。4カ月ぶりのスーパーフォーミュラながら、一時は2番手につけるなど速さを見せた。

　以下、全日本スーパーフォーミュラ第5戦もてぎのタイム結果。

■全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦もてぎ 金曜練習走行結果（編集部計）

天候：晴れ　路面：ドライ