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投稿日: 2018.08.18 16:20
更新日: 2018.08.18 17:19

王者石浦がコースレコードで野尻と松下の3台によるタイムバトルを制す/スーパーフォーミュラ第5戦予選

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スーパーフォーミュラ | 王者石浦がコースレコードで野尻と松下の3台によるタイムバトルを制す/スーパーフォーミュラ第5戦予選

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選が8月17日、ツインリンクもてぎで行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がポールポジションを獲得した。2番手には野尻智紀、3番手には松下信治と、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのふたりが好調さを見せる結果となった。

■Q1:トップは松下。関口がQ2進出逃す

 予選は真夏らしい快晴と暑さのなか、気温32度、路面温度42度のドライコンディションで行われた。20分間の予選Q1は全車ミディアムタイヤで争われる。まずターゲットタイムをマークしたのは、リーダーの山本尚貴(TEAM MUGEN)。しかしそのタイムをすぐさま松下が1分33秒331で更新する。

 開始10分を過ぎると、各車続々とピットイン。セカンドアタックが始まった。続々とマシンがコースインするなか、セットアップの変更を行ったか、最後までピットに残っていたのがニック・キャシディ(KONDO RACING)。キャシディは残り4分でコースインしている。

 セカンドタイムアタックで最初にトップに立ったのは伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、そのタイムをナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が更新。そして、続々とタイムが更新されるなか、チェッカー。

 そのチェッカー直後にトップを奪取したのは松下。2番手に約コンマ5秒差の1分32秒298をマークして、そのままQ2進出を果たした。このタイミングでいまだノックアウトゾーンにいたのは開幕戦以来のスーパーフォーミュラ参戦となる福住仁嶺(TEAM MUGEN)。しかし、福住はラストアタックで14番手に滑り込み、Q1突破を果たしている。

 一方、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がまさかのQ1敗退。マシンを降りた直後、VANTELIN TEAM TOM’Sのサインガードに向かい、ジェームス・ロシターと話していた姿から、お互いコース上でトラフィックなどのトラブルがあったと想像される。関口のチームメイトの平川亮は2番手でQ2進出を果たしている。大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、ロシター、千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、中山雄一(carrozzeria Team KCMG)がQ1で姿を消した。

■Q2:福住が、Q3進出ならず

 予選Q2は7分間で、14名のドライバーにより争われた。アウトラップから1周目でまずターゲットタイムを出したのがカーティケヤン。1分31秒959でトップに立つ。

 このタイムを更新したのは松下だったが、その後コントロールラインを通過した野尻が1番手タイムをマーク。1分31秒677という、従来のコースレコードを更新するタイムでこのセッションを制し、Q3進出を果たした。

 2番手には石浦、3番手に続いたのは松下でQ2突破。一方ここで脱落したのが平川、国本雄資(P.MU / CERUMO・ INGING)、トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、伊沢、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)。福住はアウトラップから2周目でアタックを行い1分32秒738をマークしたが、14番手でQ3進出はならなかった。

■Q3:石浦が圧巻のタイムでポール獲得

 予選Q2同様、Q3も7分間で8名のドライバーにより、ポールポジション獲得を目指す争いが展開された。アウトラップから1周目でトップに立ったのは塚越。このタイムをカーティケヤンが更新するが、アウトラップから2周目のアタックを行ったドライバーがここから続々とタイムを更新する。

 まずトップを奪取したのはスーパーフォーミュラルーキーである松下。この松下のタイムをチームメイトの野尻が更新する。Q2で自身がマークしたタイムをさらに縮め、1分31秒642をマークする。このまま野尻がトップで終えるかと思われたが、さらにそのあとコントロールラインに飛び込んだ石浦が1分31秒591でトップタイムをマーク。

 石浦がコースレコードを更新するタイムで、ディフェンディングチャンピオンが今季初のポールポジションを獲得した。石浦にとっては第三女が誕生したばかりの、うれしいポール獲得。2番手には野尻、3番手には松下のDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが続き、ポイントランキングトップの山本は7番手、ランキング2位のキャシディは5番手となった。

 決勝レースは明日8月19日、14時15分から52周でスタートする。


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