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投稿日: 2019.03.04 19:55
更新日: 2019.03.04 21:10

「このタイムはまだまだマキシマムではない」驚速首位のパロウ、2番手山下健太に聞くスーパーフォーミュラ公式合同テスト初日の感触

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スーパーフォーミュラ | 「このタイムはまだまだマキシマムではない」驚速首位のパロウ、2番手山下健太に聞くスーパーフォーミュラ公式合同テスト初日の感触

 全20台のニューマシンSF19が揃っての初公式テストとなった、スーパーフォーミュラ第1回合同テスト。初日にタイムシートの上位に並んだのは、新人のアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、そして2番手にスーパーフォーミュラで3年目のシーズンを迎える山下健太(KONDO RACING)という、フレッシュなふたりだった。

 まだまだ最初のテストの初日で、しかも雨上がりからドライに変わるコンディションのため、今日の結果だけで判断するのはもちろん早計だが、その状況にも関わらずマークしたパロウの1分35秒904のトップタイムは衝撃的だった。

 フレッシュなふたり、そしてニューマシンSF19の初年度と、2019年のスーパーフォーミュラが新しい勢力図になる雰囲気が漂うなか、当の本人たちはどのような感触で初日を終えたのか。セッション終了後にSF14との比較を含めて聞いた。

●初日総合トップ アレックス・パロウ TCS NAKAJIMA RACING

「今日はとてもいい1日だったね。僕たちのマシンはたくさんの周回を重ねてデータを取ることができたからね。もちろん、最初はウエットコンディションだったけど、午前はロングランを中心にメニューをこなすことができた。午後もダンプコンディションになったけど、終盤はドライに変わっていろいろテストできたし、クルマのインフォメーションもたくさん取ることができた。なにをすべきか、なかなかジャッジするのが難しいセッションだったけど、最後はすごくいいリザルトになったね」

「午後のセッション最後は最初、ミディアムのニュータイヤでアタックして、最後は新品のソフトタイヤでアタックしたよ。1分35秒904のタイムは、まだまだ、マキシマムタイムではないよ。アタックはパーフェクトじゃなかったし、いくつかミスもしているんだ。だから明日のタイムは、もっともっと速くなると思うよ。1分34秒台に入ることができるかもしれないね」

「もちろん、今日のこの結果には満足している。スーパーフォーミュラはテストが少ないし、その最初のテストでこの結果だからね。もし明日も同じようなパフォーマンスを示すことができたら、僕はもっともっとハッピーになるよ。でも、まだまだ、今の時点ではこの後どうなるかわからない。特にミディアム、ソフト、両方のタイヤの特性についてまだまだ把握しきれていない。とはいえ、まずは今日の結果には満足しているよ。走行距離、タイムともにね」

「SF19はSF14に比べて、少しずつ改善されたマシンという印象で、特別、大きな違いを感じていない。フロントタイヤがワイドになったことでブレーキングの部分が良くなっているし、ダウンフォース量も含めて、マシンのいろいろなところが少しずつ良くなっていると思う。鈴鹿のセクター1の感触は、すごく良くなった。それでも今日はまだウエット上がりのコンディションだから、もっとスペシャルなグリップは今後、得られることになるだろうね。いずれにしても、SF19はいいフィーリングのマシンだよ」

■2番手タイムをマークした山下健太(コンドーレーシング)に聞く、SF19の手応え


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