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投稿日: 2015.04.18 11:10
更新日: 2016.09.14 11:14

SF予選ハイライト:「間合い」を見切った山本の技

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スーパーフォーミュラ | SF予選ハイライト:「間合い」を見切った山本の技

 まるで優勝したかのように、山本尚貴はインラップで何度もガッツポーズを見せた。

「僕のプランどおりに行けた。ホンダのためにも自分のためにも、このホンダのホームコースでPPを獲りたかった。まだ予選だし、喜びすぎちゃいけないと経験しているんですけど、無線で『この瞬間だけは喜ばせて』とお願いしました(笑)」。

 小林可夢偉の参戦、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラーのワールドトップの戦いなど、例年以上に注目を浴びている今季のスーパーフォーミュラ。その初戦で見事予選PPを奪ったのは、ホンダエンジンを搭載するTEAM無限の山本だった。PPを奪った山本の戦い方は、今のスーパーフォーミュラのシビアさを物語っている。

「間合い」
「詰め方」
「運」

予選後の合同会見で、山本尚貴が口にしたキーワードは、おもに以上の3つだった。

 今季のスーパーフォーミュラは、昨年まで不振に喘いだホンダ陣営が復活したことで、さらに接戦となった。予選前の練習走行では、トップを獲得した山本から12番手のJ.ロシターまで1秒以内という僅差。この状況では、わずかなミスやトラフィック、タイヤの温め方、風向きなど些細な変化で順位が大きく変わってしまう。

 それをよく知る山本は、予選でひたすらタイミングを計っていた。


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