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投稿日: 2019.06.22 10:46
更新日: 2019.06.22 13:08

20台中17台が1秒以内の僅差【タイム結果】2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO土曜フリー走行

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スーパーフォーミュラ | 20台中17台が1秒以内の僅差【タイム結果】2019スーパーフォーミュラ第3戦SUGO土曜フリー走行

 スーパーフォーミュラ第3戦SUGOの土曜フリー走行が行われ、ウエット宣言が出されるなか、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムとなり、午後13時20分からの予選セッションに向けて弾みをつけた。

 セッション開始時は雨は降っていないものの、前夜からの雨で走行ライン以外はウエットコンディションで始まった1時間のスーパーフォーミュラ土曜フリー走行。各車、セッションスタート時からコースインを始めるなか、今回のSUGO戦からはファストレーンの進入について変更が行われることになった。

 前回、第2戦オートポリス戦でのファストレーンでの混乱の反省から、これまで3分前からピットレーンのファストレーンに並ぶことが許されていたが、今回からは走行開始時刻(メインポストでのグリーンフラッグの提示)と同時に自分のピットを離れることが許されることになった。モータースポーツファンならご存知のように、スーパーGTで実施されているような、ガレージからの一斉コースインのようなイメージとなったのだ。この提案はオートポリス戦を受けてドライバー/チーム側からの提案で実現したというのも興味深い。

 土曜フリーのセッション開始時には大きな問題は見られず、各車両スムーズにコースへ。そんななか、関口雄飛はセッション開始時にはまだガレージにマシンを留め、その後15分をすぎてからコースイン。ソフトタイヤを装着してゆっくりと周回を重ねる姿から、予選に向けたタイヤの皮むきを行っているようだった。

 今回のSUGO戦、午後の予選は雨が予想されているが、雨が降らなかったとしても低めの路面コンデションでの戦いが予想される。フロントタイヤのウォームアップが難しくなる状況だけに、事前の皮むきは重要になってくる。

 一時日差しが強くなるなど雨は降らず、曇り空の下で各車それぞれのメニューでセッションがスムーズに進んでいくなか、セッション終盤の45分過ぎにはルーキーのアーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が1コーナーのアウトに飛び出し、グラベルにストップ。すぐに赤旗が提示され、約10分間セッションが中断することになった。

 9時54分にセッションは再開され、1分間セッションも延長。各車最後のアタック合戦に入るが、ここで山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、さらに石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)などはミディアムタイヤで走行。接戦が予想されるミディアムタイヤでの予選Q1に照準を合わせて走行を重ねた。

 トップタイムは15分ほど遅れてコースインしたソフトタイヤ装着の関口雄飛。2番手に山本、3番手に可夢偉とミディアムタイヤ選択勢が上位に入り、4番手の牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)はソフトタイヤを装着してセクター1で全体ファステストをマーク、その後も自己ベストタイムを更新する走りを見せていたが、ミディアムタイヤを装着する可夢偉のアタックに詰まってしまう形になり、セクター4のタイムが伸びなかった。

 最後のアタックはソフトタイヤとミディアムタイヤが入り乱れ、トラフィックも多かっただけにあまり参考にはならないが、関口、そして前日の金曜専有走行でも2番手だった山本などは好調の様子。トップから17台が1秒以内というフリー走行の結果からも、13時20分から行われる予選Q1のかなりの接戦が予想される。

■2019全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦SUGO 土曜フリー走行タイム結果(編集部計)

天候:曇り 路面:ウエット

Pos. No. Driver Team Engine Time
1 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’05.284
2 1 山本尚貴 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA 1’05.471
3 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG TOYOTA 1’05.533
4 65 牧野任祐 TCS NAKAJIMA RACING HONDA 1’05.543
5 64 A.パロウ TCS NAKAJIMA RACING HONDA 1’05.601
6 3 山下健太 KONDO RACING TOYOTA 1’05.613
7 16 野尻智紀 TEAM MUGEN HONDA 1’05.641
8 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA 1’05.650
9 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’05.690
10 38 石浦宏明 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’05.769
11 15 D.ティクトゥム TEAM MUGEN HONDA 1’05.854
12 37 N.キャシディ VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA 1’05.916
13 5 福住仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA 1’05.953
14 4 国本雄資 KONDO RACING TOYOTA 1’06.003
15 51 H.ニューウェイ B-Max Racing with motopark HONDA 1’06.113
16 17 塚越広大 REAL RACING HONDA 1’06.221
17 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’06.228
18 50 L.アウアー B-Max Racing with motopark HONDA 1’06.369
19 39 坪井翔 JMS P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA 1’07.217
20 7 A.マルケロフ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA 1’08.314

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