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投稿日: 2019.06.22 15:55
更新日: 2019.06.22 23:20

ホンダ勢が上位独占。山本尚貴がポール獲得も予選Q3が説明なく突然赤旗終了に【スーパーフォーミュラ第3戦SUGO予選】

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スーパーフォーミュラ | ホンダ勢が上位独占。山本尚貴がポール獲得も予選Q3が説明なく突然赤旗終了に【スーパーフォーミュラ第3戦SUGO予選】

 6月22日(土)、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦SUGOの予選が行われ、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの山本尚貴がコースレコードを更新してポールポジションを獲得したが、予選Q3がセッション途中で赤旗終了となるなど、混乱を巻き起こす展開となった。

 この第3戦では、予選におけるコース上のトラフィックの影響を緩和するために、予選Q1をA組とB組という各10台ずつの2グループに分けて行うことが発表された。各グループの上位6台がQ2に進出できることになっており、それ以降は通常通りQ2で4台がノックアウト、Q3では8台によるポールポジション争いが行われる。

 前夜の雨の影響により、午前中のフリー走行はウエットコンディションで行われた。予選前にも一度雨が降ったものの、開始時には心配されていた雨も降らず、気温23度、路面温度24度というドライコンディションでのスタートとなった。

 まずA組に登場したのは、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山下健太(KONDO RACING)、アーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、塚越広大(REAL RACING)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)の10名だ。

 セッション開始とともに各車コースへ出て行き、2周ほど費やして入念にタイヤを温めた。残り時間が5分を切ったところで雨がぱらつき始めたが、まずは牧野が1分5秒710をマーク。それに野尻、福住、塚越、キャシディと続いた。

 2度目のアタックでは、福住仁嶺が1分5秒687でトップに浮上。Q2進出ラインの6番手が目まぐるしく入れ替わるなか、7番手だった平川がセクター2、3、4で全体のベストタイムを更新して1分5秒680というトップタイムをマーク。最終的に平川を含め、福住、牧野、野尻、塚越、ニューウェイまでがQ2に進出。ホンダ勢の活躍が光った一方、開幕戦ウィナーのキャシディは、ここで姿を消した。

 続くB組は、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、国本雄資(KONDO RACING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)、小林可夢偉、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)、アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が登場した。

 B組のセッション開始時にも少々雨がぱらついていたが、なんとかドライコンディションのままスタート。ただ、各チームのガレージにはウエットタイヤが用意されていた。

 雨を心配してか、各車ウォームアップを1周で済ませるなど早めのアタックに入り、ますは関口が1分5秒761をマーク。山本が2番手に続き、最終コーナーで姿勢を乱しながらもパロウが3番手で続いた。

 山本は2回目のアタックで1分5秒014でトップに躍り出ると、今度はパロウがそれに続く。だがパロウは計測直後に1コーナーでコーフオフを喫してしまった。この時点では3番手にはアウアーが続き、ここでもホンダ勢の活躍が目立つ。

 残り時間が2分を切ると、可夢偉が6番手に浮上した。ところがすぐに国本がそれを上回り、可夢偉は7番手に下がってしまう。だがラストアタックに向かった可夢偉は、一気に3番手まで浮上し、Q2進出を決めた。一方午前のフリー走行でトップタイムをマークした関口は、7番手でQ1敗退となった。


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