注目のレッドブル新人、オワードは27周走行【タイム結果】2019スーパーフォーミュラ第4戦富士 金曜専有走行

　2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦富士の金曜専有走行が行われ、TCS NAKAJIMA RACINGのアレックス・パロウがトップタイムを記録した。トヨタ勢のトップは3番手の中嶋一貴（VANTELIN TEAM TOM’S）で、今大会よりスーパーフォーミュラに参戦するパトリシオ・オワード（TEAM MUGEN）は、27周を走りこんだ。

　前日から降り続いた雨は、降ったり降らなかったりの微妙な状況で、路面は濡れたままであり、WET宣言がなされた。気温21度、路面温度24度というコンディションで60分間のセッションがスタート。多くのマシンがドライタイヤでコースへ出て行いくなか、大嶋和也（UOMO SUNOCO TEAM LEMANS）、山本尚貴（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）、野尻智紀（TEAM MUGEN）、アーテム・マルケロフ（UOMO SUNOCO TEAM LEMANS）などがウエットタイヤを装着していた。

　各車が走り出しから積極的に走行を重ね、セッション序盤は1分24秒台のタイムが並ぶ。ウエットタイヤの大嶋もドライタイヤ勢と同じく1分24秒台を記録しており、開始から20分を迎える頃には中嶋がミディアムタイヤで1分23秒893をマークした。

　タイムシート上は中嶋がトップのまま、大嶋、坪井翔（JMS P.MU/CERUMO・INGING）というトップ3でセッションの折り返しを迎える。またこの時点までコースに出ていなかった牧野任祐（TCS NAKAJIMA RACING）も、ようやく走行を開始した。路面上にはまだ濡れている箇所が残っているものの、大嶋もソフトタイヤに履き替え、全車がドライタイヤでの走行となった。

　大きなタイム変動はないが、徐々に路面状況が改善。多くのドライバーがタイムあげ、坪井が中嶋に次ぐ1分23秒934をマーク。さらに坪井は1分23秒687までタイムを伸ばし、トップに立った。

　しかし終盤になると、アレックス・パロウ（TCS NAKAJIMA RACING）が1分23秒287と、大きくタイムを伸ばしてトップに浮上。ハリソン・ニューウェイ（B-Max Racing with motopark）が1分23秒569と2番手に続いた。

　結局パロウがトップのままセッションは終了。2番手はニューウェイ、3番手は1分23秒611までタイムを伸ばした中嶋だった。オワードは27周を走行し、20番手だった。

■2019全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦富士 金曜専有走行タイム結果（編集部計）

天候：曇り　路面：ハーフウエット