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投稿日: 2016.09.27 15:27
更新日: 2016.10.28 17:08

不透明さと不可解さが混在したグリッド降格裁定。スーパーフォーミュラの分かりづらい現状

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スーパーフォーミュラ | 不透明さと不可解さが混在したグリッド降格裁定。スーパーフォーミュラの分かりづらい現状

 スーパーフォーミュラ第6戦SUGOは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の圧巻の走りで、SF史上に残る好レースとなったが、実はその前日、予選で起きたピットロードの接触のハプニングを巡って、その後のJAFの裁定とJRPの対応に不透明な部分があり、メディアや関係者への説明不足による不明確な状況が生まれた。

 第6戦SUGOの予選Q1で小林可夢偉が中嶋一貴、そして山本尚貴とピットロードで接触し、一貴は1グリッド降格、山本は5グリッド降格のペナルティを受けることになった。両方とも同じ形での接触になるが、なぜペナルティの度合いが異なるのか。JRP側からの説明はなく、JRP派遣のレースディレクターへの取材を申し込んだがICレコーダーでの取材を拒否され、結果的に真相は分からずじまいだった。

「接触による破損の度合いでペナルティの大きさが変わったのではないか」と、現場の関係者からの声が聞こえたが、その後の取材で、一貴はQ1セッション開始前の段階での接触だったため、ペナルティの度合いが山本より軽い裁定になったことが分かった。それはそれで筋が通った裁定と言えるが、いずれにしても下された裁定に対して、その理由を説明することができないのはどうしてなのだろうか。

 また、ペナルティの度合いの問題とは別に、裁定のタイミングの問題も同時に起きている。予選Q1でペナルティがあった場合、Q2セッションに残るドライバーは繰り上がりなどで変更が加えられるのがF1でも常識であるが、今回はそのまま予選セッションが進められ、すべての予選セッション終わってからペナルティの裁定が下された。


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