全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦もてぎの決勝レースを終え、初優勝を飾った平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、2位の小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、3位のニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして優勝チーム監督の星野一義氏がトップ3会見に臨み、レースを振り返った。
■平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/決勝 優勝
「自分の嬉しさより感謝の気持ちの方が大きいです。ここまで結果が出ていないなかチームが頑張ってくれたし、周りで支えてくれている家族やファンのみなさん、スポンサーさんも楽しみにして応援してくれていたので、自信をもって週末走れたし、決勝でも力になりました」
「(アレックス・パロウとのバトルは)5~7周目くらいまでペースを抑えていて、様子を見ていました。彼のペースが落ちてきたからアタックしたけどうまく抜けず、その後は速くないような雰囲気を出して一気に仕掛けました。そこはうまくオーバーテイクできました。37周目のピットインは燃料の限界でした」
「金曜日の走り出しから自信があって、クルマの状態も自分のコンディションも良くて、勝てるかなという感触がありました。それを毎戦できるようにしていきたいと思います」
「チャンピオンシップはニック(・キャシディ)に譲りますが、初優勝できたしここから2勝、3勝を目指していくので引き続き頑張ります」
■星野一義監督(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
「平川選手が一生懸命やっているなかで前半戦はクルマが決まらなかったのですが、なんとかチームで平川選手を支えたいということで、チーム内で異動(担当エンジニアが変更)がありました。こういう結果が出たということで、平川選手自身もチームのスタッフも自信がつくので、ものすごくいい優勝でした」
「ランキング何位だとか、そういうことは僕には全然見えていませんが、チームの雰囲気はこれでとても良くなると思います」
「(チームメイトの関口雄飛の流れは悪いですが)ドライバー両方に良い思いをさせたいです。ドライバー両方にチャンピオンになる可能性があるのに、予選でもいいところにいけていません。例えば第2戦オートポリスのように予選16番手から優勝できることもありますが、もっとチームの力をつけないといけないという謙虚な気持ちです。ドライバーにもっともっと思いっきり走ってもらいたいし、パーフェクトに戦えるように頑張ります」