2019年の全日本F3選手権でドライバーズチャンピオンに輝いたサッシャ・フェネストラズが、12月4〜5日に鈴鹿サーキットで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権のルーキーテストに参加することを発表した。フェネストラズはKONDO Racingからテストに参加する。
1990年生まれ、フランス出身のフェネストラズはB-Max Racing with motoparkから2019年の全日本F3に参戦し、シーズン8勝を挙げてチャンピオンを獲得。2020年から全日本F3選手権は『全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権』に生まれ変わるため、41年続いた全日本F3最後のチャンピオンに輝いた。
また、ツーリングカーレースの国内最高峰、スーパーGTではGT300クラスでリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rをドライブ。第2戦富士でチームのポールポジション獲得に貢献した。
そのフェネストラズは11月29日に自身のTwitterに「今日、嬉しい発表が後であります!」と投稿して、ビッグニュースを予告。同日夜に東京都内のホテルで行われたJAFモータースポーツ表彰式のなかで、スーパーフォミュラルーキーテストへの参加を発表した。
「来週行われるスーパーフォーミュラのルーキーテストに参加することになった」とフェネストラズ。
「KONDO Racingからテストに参加して鈴鹿サーキットを走ることになる。ここまでサポートしてくれた人たちには感謝したい。これが僕にとってスーパーフォーミュラ初ドライブになるけれど、ベストを尽くすよ」
その後、フェネストラズはTwitterや自身の公式サイトにも、このニュースを掲載。Twitterには「グレートなニュースがあります。SFのルーキーテストに、KONDO Racingから参加できることになりました。また、一緒にタッグを組むことができて嬉しいです。頑張ります」と投稿して、ファンにルーキーテスト参加を知らせている。
フェネストラズは欧州でもその将来を嘱望されたドライバーで、日本のレース界でもそのパフォーマンスは高く評価されている。そのフェネストラズがアジア最速とも言われるSF19をどう乗りこなすのか、12月4〜5日のルーキーテストでの走りに注目したい。