12月4日(水)、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト・ルーキードライバーテストが行われ、TEAM MUGENのユーリ・ビップスが初日を総合トップで終えた。
前日までにはほとんどのチームのエントリーが明らかになっていたが、TBNのままだったVANTELIN TEAM TOM’Sの36号車には宮田莉朋、B-Max Racing with motoparkの50号車にはルーカス・アウアーがエントリー。51号車にはThreeBond Drago CORSEの12号車にもエントリーしているシャルル・ミレッシの名前が掲載され、ミレッシはダブルエントリーという形になった。
テスト初日は手元の計測で気温9度、路面温度11度、ドライコンディションで午前9時からがセッションがスタートした。
開始30分、スプーンカーブでアウアーの車両を回収するために赤旗が出されたが、10分ほどでセッションは再開された。開始から1時間の時点で、タイムシート上のトップは1分38秒332をマークした山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2番手にチームメイトの福住仁嶺、3番手には牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)と、ホンダ勢が上位につけていた。
セッション後半になると気温と路面温度が上がり、タイムも徐々に更新されていった。走行時間は5分延長されたが、終了間際に関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1コーナーでクラッシュしたことにより赤旗が掲示され、この赤旗をもって午前のセッションは終了となった。
午前の走行は、1分36秒900をマークした山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップで終えた。2番手は2019年シーズンの最終戦JAF鈴鹿グランプリでスーパーフォーミュラにデビューしたユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)で、タイムは1分37秒330。3番手は1分37秒440を記録した牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)。トヨタ勢のトップは、9番手の山下健太(KONDO RACING)だった。