10月29日に予選が行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第15回JAF鈴鹿グランプリ。予選日のサーキットから、トピックスその1をどうぞ（その2があるかどうかは分かりません）。
■和のイメージ満点。中嶋大祐の岡崎市制100年記念ヘルメット
今回のスーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿で、中嶋大祐（NAKAJIMA RACING）が一戦限定のスペシャルヘルメットをかぶっている。これは、大祐の出身地である愛知県岡崎市の岡崎グランプリ実行委員会が実施した、ヘルメットデザインコンテストを経て制作されたもの。
デザインは、あいちトリエンナーレのパートナーシップ事業として開催されたヘルメットコンテストで募集されたなかで最優秀賞に選ばれた、佐々木大輔くんのもの。岡崎市にちなんだものがヘルメットの各所にあしらわれている。
サイド下部に描かれているのは、岡崎城下家康公夏まつりが有名な花火。大祐の友人にも花火職人がいるくらい、岡崎は花火が有名なのだとか。また、頭頂部には岡崎市の木でもあり、大祐の実家の前にも咲いているという桜が描かれる。さらに、バイザー上部の最も目立つ部分には、徳川家康の兜の前立として有名な、『歯朶（しだ）の前立』が描かれている。
これらの岡崎にちなんだ和の要素に加え、佐々木くんのデザインには中嶋家のヘルメットに共通する『NAKAJIMA』のデザインが融合されており、大祐が気に入ったのはこのポイントだったとか。
実際にできあがったデザインを見て「すごく気に入ってます！ マシンにも合ってますし」と大祐。また、歯朶の前立のデザインもかなり気に入っているとのことで、「やはりモータースポーツはヨーロッパが発祥なので、どうしても洋風なデザインが多いと思うんですが、こういう和風なデザインもいいですよね。来年も取り入れたいくらいです」という。
また、今回はこのヘルメットをかぶったオカザえもんのイラストが描かれたポストカード、ステッカーも配布中とのこと。ピットウォークではお見逃しなく！
