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投稿日: 2020.08.25 22:30
更新日: 2020.08.26 12:48

レースフォーマットとタイヤ運用の変更で予選とスタートの重要性が増す2020年のスーパーフォーミュラ

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スーパーフォーミュラ | レースフォーマットとタイヤ運用の変更で予選とスタートの重要性が増す2020年のスーパーフォーミュラ

 8月25日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する株式会社日本レースプロモーション(JRP)は8月29〜30日にツインリンクもてぎで開催する開幕戦に向けて、オンラインによる記者会見を行った。そのなかで、すでに8月18日に発表されている開催概要に加えてタイヤの運用に関しても新たな情報がもたらされた。

 2020年3月末に富士スピードウェイで行われた公式テストから約5ヵ月。いよいよ国内トップカテゴリーのひとつである全日本スーパーフォーミュラ選手権が8月29〜30日にツインリンクもてぎで開幕を迎える。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期されていた2020年シーズンは、感染拡大防止に対応したレースフォーマットが策定されており、1デイ開催や有効ポイント制が導入されるなど、昨年までとはいくつか異なる点がある。そのなかで特に注目したポイントが2点ある。

 ひとつめはレース距離の変更および決勝レース中の義務に関する変更だ。昨年までのスーパーフォーミュラは全戦250kmのレース距離が設定され、レース中はソフトタイヤとミディアムタイヤの2スペックの使用が決められていた。

 8月18日に発表された開催概要によると、2020年シーズンに関してはレース距離の短縮、レース中の給油禁止、そしてタイヤ交換の義務はなしとされている。

 開幕戦のレース距離160.035km(1周4.801km×35周)は給油をせず、かつ燃費走行を強いられることなく、全開でバトルできる距離をエンジンサプライヤーと協議した結果、設定したという。

 給油の禁止に関しては感染リスク軽減の観点から給油を担当するメカニックを配置する必要がないため、サーキットに滞留する人員を少しでも減らすという目的もあるようだ。

 また、タイヤの交換義務がないため、レース中必ずピットに入る必要がなくなる。これまではピットインのタイミングやピット作業時間といった面も勝敗に大きな影響を及ぼしてきたが、義務化されないということは、つまりコース上でのガチンコレースを見ることができるということにもなる。真にドライバーの腕が試されるレースになると言えるだろう。

■注目は予選アタック。タイヤの運用戦略が勝敗を左右する


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