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投稿日: 2020.08.30 12:06
更新日: 2020.08.30 16:49

平川が驚速タイムでポール獲得。ルーキーのサッシャ、大湯が2列目以内につける【スーパーフォーミュラ開幕戦予選】

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スーパーフォーミュラ | 平川が驚速タイムでポール獲得。ルーキーのサッシャ、大湯が2列目以内につける【スーパーフォーミュラ開幕戦予選】

 8月30日(日)、2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦予選が行われ、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がコースレコードを大幅に更新しポールポジションを獲得した。1Day開催というスケジュールのため、午前10時05分から始まった公式予選。今大会ではQ1が2組に分かれて実施されるが、その組み分けは前日に決定。

 A組はニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、山下健太(KONDO RACING)、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、国本雄資(carrozzeria Team KCMG)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、名取鉄平(Buzz Racing with B-Max)、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)という顔ぶれになっている。

 A組は10時05分にスタート。10分間のセッション開始と同時に、まずは山本がコースインするが、これはユーズドタイヤでのチェックラップ。残り5分が迫るところで国本がコースインすると、4分30秒を切って各車が続々とコースインし、山本が4分を切ったところで最後にピットを後にした。

 最後にコースインした山本が、他よりも1周早いタイミングでアタック開始。終盤ウォームアップラップ中のマシンに引っかかるも1分31秒895でタイミングモニターの最上位に付けた。続けて国本、山下、関口らがアタックするが、山本のタイムを塗り替えられない。

 その中、坪井が1分31秒877で山本を逆転しトップ浮上。最終的には坪井、山本、山下、大湯、キャシディ、関口、国本の順位となり、ここまでの7名がQ2進出を果たした。野尻は1分32秒512で8位となりQ2進出ならず。直前に全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2戦に出場していた名取は1分32秒876で、こちらもQ1で予選を終えている。

 B組には、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)、大嶋和也(ROOKIE Racing)、笹原右京(TEAM MUGEN)、平川、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が登場。

 こちらもチームメイト同様に福住がセッション開始早々にコースインし、一度ピットに戻ってから最後にアタックに向かう作戦に出る。山本よりも遅く、残り時間が3分を切ったところでコースイン。クリアスポットに出られた福住は計測1周目で1分31秒440と、A組のトップタイムを0.4秒上回るタイムをたたき出しトップに浮上した。

 平川が100分の6秒差で2番手に続き、フェネストラズ、一貴、可夢偉、石浦、そして代役参戦の笹原までがQ2進出を果たした。昨年の開幕戦でデビュー戦ポールポジション獲得の活躍を見せた牧野は、笹原のタイムにわずか1000分の3秒差で届かず、8番手となりQ2進出を逃す結果に。大嶋、カルデロンもここで予選を終えることとなった。

 14台で争われるQ2は10時45分に開始。Q1同様にDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2台が1ラップでピットに戻り待機の作戦に出る。残る12台は残り時間が5分を切ったところでコースイン。大湯のみがタイミングをずらし、11台が一気にコースへとなだれ込んでいった。

 フェネストラズを先頭に各車がアタック開始。まずは1分台秒281と、Q1のベストタイムを塗り替える好タイムでトップに立つが、平川がこれを塗り替え1分31秒096で逆転し、コースレコードを塗り替えてQ3進出を決めた。フェネストラズは2番手。さらにチームメイトの山下が3番手でQ2を通過した。

 4番手以降は関口、石浦、可夢偉、一貴、大湯までがQ3進出を果たした一方、周りと作戦を変えて挑んだ山本と福住はQ1での自己ベストタイムを更新できず。福住は9番手、山本はまさかの14番手にとどまった。またキャシディも11番手でQ3進出を逃すこととなった。

 Q3は、セッションが2分を経過したところで各車がコースインし、フェネストラズを先頭にアタックが始まった。平川はフェネストラズとの間隔を十分にとって2番目にアタック開始。各セクターでフェネストラズのタイムを上回り、最終的にQ2で自身が記録したコースレコードも更新し、1分31秒083をマークしてポールポジションを獲得した。

 フェネストラズは平川から約0.3秒差でフロントロウポジションにつけ、山下が3番手に入りKONDO RACINGが2台そろって予選ポイントを獲得。Q3で唯一のホンダ勢となった大湯が山下と1000分の2秒差で4位につけた。

 35周で争われる第1戦決勝は、このあと約3時間のインターバルを挟んで午後2時15分にスタートの予定だ。

2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 山下健太(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 山下健太(KONDO RACING)


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