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投稿日: 2016.11.04 09:30
更新日: 2016.11.04 09:35

復帰初年度のヨコハマタイヤ。スーパーフォーミュラの未来を担う来季への期待

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スーパーフォーミュラ | 復帰初年度のヨコハマタイヤ。スーパーフォーミュラの未来を担う来季への期待

「思えば、長いシーズンだったなあと(苦笑)」。昨年までのブリヂストンに代わって、今シーズンからスーパーフォーミュラでニュータイヤサプライヤとなったヨコハマタイヤ。その開発を担ったヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル開発本部長の秋山一郎エンジニアに、国内トップフォーミュラ復帰初年度の感想を聞いた。

「去年の5月のはじめての富士テストのときは、リミッターかけてもらって、キャンバーを起こしてもらって、内圧を高く設定してもらって、おっかなびっくりでスタートした。あそこから、一応、無事に最終戦を終えることができて、ホッとしております」

 秋山エンジニアが話すように、タイヤ開発はデータがまったくない状態から、時間との闘いとなった。現在のスーパーフォーミュラでは開発テストがほとんど行われていないため、ヨコハマタイヤの開発はとにかく少ない走行時間内での見極めを強いられることになった。そのため、タイムを追い求めながらも、まずは安全性の確保が最優先で進められた。秋山エンジニアが振り返る。

「いわゆる耐久、安全という意味では前半は心配していましたけど、ある程度、我々も室内での耐久テストなど確認ができて大丈夫かなと。後半はタイヤのパフォーマンスがみなさんの走りにうまく機能してくれればいいなと、途中からそういう心配に変わりましたけど、とにかく無事に終わってホッとしております」

 レースでのヨコハマタイヤは、『2レースもつのではないか』と言われるほど耐久性が高い一方、レース終盤でも摩耗やタレによるタイムの落ち幅が少なく、ピットインでもタイヤ無交換の給油あり、というパターンが定例化した。その点に関しては、来季に向けて、秋山エンジニアにも思う部分がある。


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