【タイム結果】2020スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 土曜フリー走行：好コンディション下で福住仁嶺がトップタイムを記録する

　11月14日（土）の午後に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権フリー走行では、福住仁嶺（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）がトップタイムを記録した。

　空気は冷たく、日陰に入ると肌寒さを感じるオートポリスだが、日差しは強く、日向では汗ばむような、11月という時期にしては暖かいコンディションのなかでフリー走行が開始した。セッション開始10分ほどが経過した時点で気温22℃、路面温度25℃というマシンにとってはパフォーマンスが増す方向のコンディションだ。

　走行開始早々、多くのマシンが1分26秒台へタイムを伸ばす。なかでも午前中に行われた占有走行でも速さを見せていた宮田莉朋（VANTELIN TEAM TOM’S）がセッション開始30分でトップタイムをマーク。そのタイムを大湯都史樹（TCS NAKAJIMA RACING）、松下信治（Buzz Racing Team with B-Max）らが更新していく。

　残り時間17分、山本尚貴（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）が第1ヘアピンの手前でスロー走行からマシンを停めてしまう。これにより今回、初めてとなる赤旗が提示されてしまった。セッションは15時35分に走行再開。残り時間6分を切った時点で続々とコースへ。

　チェッカーまで残りわずかとなった時点で全車、最後のアタックへと入っていく。笹原右京（TEAM MUGEN）が最初に1分25秒322のタイムを出すが、それをすかさず平川亮（ITOCHU ENEX TEAM IMPUL）が1分24秒612をマークして超えてみせる。これでトップは決定かと思われたが、残り30秒を切った時点で福住仁嶺（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）が1分24秒450を叩き出し、最速タイムを更新して見せた。

　さらに午前中の占有走行でトップタイムを出していた坪井翔（JMS P.MU/CERUMO・INGING）は、フリー走行でも好調の様子を見せ、3番手にポジションアップ。また、占有走行に続き、各車好タイムを記録し、20台中15台のマシンがコースレコードのタイムを更新している。

　明日11月15日（日）、10時15分より公式予選、そして14時40分から決勝レースが行われる。

■2020全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦オートポリス 土曜フリー走行タイム結果（編集部計）

天候：晴れ　路面：ドライ