12月5日に鈴鹿サーキットで開催された2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝レースで、今シーズン初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、2位の中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位の国本雄資(carrozzeria Team KCMG)、そしてDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの吉田則光監督がオンライン会見でレースを振り返った。
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山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝 優勝
「今日はスタート前から、だいぶ波乱含みの展開になりそうだと思っていたのですが、案の定決勝は荒れましたね。ただ、荒れたレースでもしっかりと最後まで集中して走ろうとしましたし、周りの混乱に惑わされることなく走ろうと思っていたので、心配はしていませんでした」
「残念なのは、チームとしてワンツーで走っていたのですけども、福住(仁嶺)選手がトラブルで戦線離脱したということです。同じチームなので、彼に起きたトラブルが僕の身にも起きる可能性は0ではなかったと思います。その心配は最後まで続きましたし、前回のスーパーGTでレースの怖さを身をもって感じているので、最後まで気は抜けなかったのですね」
「でも、クルマはしっかりと答えてくれました。なんといってもエンジニアの杉崎(公俊)さんがいいクルマを作ってくれたので、彼の頑張り無くしてこの結果はなかったので、本当に感謝しています」
「もちろん明日のレースも勝ちたいですけど、2日間で予選と決勝を2回やらないといけないというのは初めての経験ですし、今日ダメだった選手でも明日は挽回をするチャンスはあります。明日にかけるいう思いが強い選手もいるでしょう」
「なので、レースはリセットされると思いますし、コンディションも変わる可能性があります。そのあたりはクルマをしっかりと合わせ込み、状況に応じて最適化したドライビングができたら、また同じような結果が得られるのかなと思いますので、しっかりと明日も集中して頑張りたいと思います」
吉田則光監督(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「今年は特殊なフォーマットで予選と決勝が1日なので、メカさんもエンジニアさんも、チームみんなスケジュール的にはものすごく厳しいなか、なんとか優勝できました」
「山本選手は今年、なかなかうまく歯車が噛み合わなくて、本来勝つべきレースも勝てなかったり。なので、この2連戦は是が非でも、2戦とも優勝するという気持ちでここに乗り込んできました」
「(福住のリタイアは)ギヤボックス系のトラブルで、残念でした。明日は修理して走らせる予定です。明日は全く新しい1日になるので、予選と決勝、今日と同じくフルマークで優勝したいと思います」