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投稿日: 2020.12.20 19:57
更新日: 2020.12.21 16:46

3度目のタイトル獲得。山本尚貴「僕とやってきてよかったと思ってもらいたかった」【2020年チャンピオン会見】

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スーパーフォーミュラ | 3度目のタイトル獲得。山本尚貴「僕とやってきてよかったと思ってもらいたかった」【2020年チャンピオン会見】

 2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦となった第7戦富士で山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)とのコース上の直接対決を制して、見事シリーズチャンピオンの称号を手にした。スーパーフォーミュラでのタイトル獲得は自身3度目、そしてスーパーGTとのダブルタイトルは2018年以来2度目となる。

 またチームタイトルはニック・キャシディと中嶋一貴を擁して1年間を戦ったVANTELIN TEAM TOM’Sが獲得した。会見に出席した山本と館信秀監督はタイトルを獲得した喜び、そして激戦だった第7戦を振り返った。

山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
予選3番手/決勝5位
ドライバーズポイント:62pt

「まずはシリーズ3度目、スーパーGTと合わせての2度目のダブルタイトルを獲得することができて、非常にうれしく思っています」

「予選後の会見でチャンピオンよりもレースで勝ちたいと言いましたが、やっぱり勝つことよりもチャンピオンを獲ることのほうが何倍も難しいことですし、何度もチャンスが巡ってくることではない。今日のレースでは自分のクルマの状況を把握したうえでチャンピオンを獲るための走りに徹することができたと思います。5位という結果だけを見たらうれしくはないですが、タイトルを獲るためには必要な5位だったと思います」

「今日のレースは直接のライバルである平川選手がすぐ後ろにいたので、すごくプレッシャーのかかる40周でしたね。ただ、平川選手のペースが僕よりもはるかに速くない限り、抜かれる心配はないかなと。前のクルマとの間隔も開いていたおかげでクリーンエアも当たっていたので、タイヤの摩耗もそこまで進まなかった。しっかりマネジメントができていたし、平川選手を抑えるための余力を残すことができたと思います」

「1コーナーでのバトルのときはすごく興奮していました。まさかあんなにすぐ後ろに来ているとは思わなかったので。前に出られたら正直抜き返せないと思っていました。平川選手もそれが分かっていたからこそ何がなんでも抑えたいと思っていたと思います。平川選手が序盤でオーバーテイクシステムを使っていたことを知っていたので、僕は温存していました。(もし抜かれても)最終コーナーを立ち上がったときにちゃんと後ろについていれば、オーバーテイクシステムを使って前に出られると思っていたので、そこは予定通りでしたね」

「(昨年タイトルを獲り逃したときは)僕も泣きましたが、杉崎(公俊)エンジニアのことも泣かせてしまった。ずっと謝られ続けてきて、杉崎さんの気持ちも痛いほど分かっていました。今年はなんとしてもチャンピオンを獲って、『僕とやってよかった』と思ってもらいたくてチェッカーまで頑張ったので、少し報いることはできたかなと思います。チームのみんなで獲れたし、みんなに獲らせてもらったチャンピオンだと思うと本当にありがとうございましたと伝えたいです」

2020年スーパーフォーミュラ第7戦富士 タイトルと獲得した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と担当の杉崎公俊エンジニア
2020年スーパーフォーミュラ第7戦富士 タイトルと獲得した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と担当の杉崎公俊エンジニア
2020年スーパーフォーミュラ第7戦富士 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第7戦富士 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

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