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投稿日: 2021.04.04 18:28
更新日: 2021.04.04 18:29

野尻智紀「難しいコンディションでも、落ち着いて走ることができた」【SF第1戦富士決勝トップ3会見】

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スーパーフォーミュラ | 野尻智紀「難しいコンディションでも、落ち着いて走ることができた」【SF第1戦富士決勝トップ3会見】

 4月4日に富士スピードウェイで開催された2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦富士の決勝レースで優勝を飾った野尻智紀(TEAM MUGEN)、2位の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)、3位の福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、そしてTEAM MUGENの田中洋克監督が決勝後の会見でレースを振り返った。

野尻智紀(TEAM MUGEN)
決勝 優勝

2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 野尻智紀(TEAM MUGEN)

「今週は走り出しから調子がすごい良かったです。僕たちがこの開幕戦に向けて作ってきたものが、ものすごく機能していて、走り出しからいい手応えを感じていました。昨日の予選は結果のとおりポテンシャルを出し切れましたが、今日のスタートでは少し僕自身もミスがありました。ただ、以前からクラッチに関しては少しだけ不安を持っていたので、そんな、あまり自分の感覚とフィットしない部分があのスタートに出てしまったのかなと思いました」

「ただ、最初は大湯選手が速かったのですが、6周ほどしてから、こちらに分があるとわかりました。ミニマムでピットに入るか、それとも引っ張ろうかと考え、ミニマムで入ろうと決めたところで、うまく大湯選手をかわすことができました。そのため、(ミニマムでピットに入るのをやめて)ステイアウトするという選択をし、最後まで引っ張ることにしました」

「今回はいつ雨が降るかという難しいコンディションでしたが、そのなかでも落ち着いて走ることができました。チームとホンダが素晴らしいパッケージを用意していただけたので、今日は僕の力というよりかは、みなさんに勝たせてもらったという感じかなと思っています。僕は最後まで集中を切らさずやれることをやっただけです。次はもっともっと思い切ってプッシュをし続けたいし、今日は少し置きにいってしまったところもあったので、その辺を改善していきたいなと思いました」

「最後になりますが、僕のマシンのカラーリングには大きなメッセージが込められています。今一度お伝えさせていただきたいのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により不安定な状況が続くなか、医療従事者、医療に携わる方々のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。次もまたいいレースを見せることができるように、頑張りたいと思います」

田中洋克監督(TEAM MUGEN)

2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 田中洋克監督(TEAM MUGEN)
2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 田中洋克監督(TEAM MUGEN)

「素直に嬉しいの一言です。ドライバーの野尻選手におめでとう、ありがとうを言いたいですね。今年も2台体制を継続できましたが、それはスポンサー様、関係者様のご尽力があってこの体制が築けました。本当に感謝しております。そしてスタッフも毎回とてもいい仕事をしてくれるので、こういった結果が得られたことは、すごい嬉しく思います。これからも連続でポール・トゥ・ウインを狙って頑張りたいと思っています。本当にありがとうございました」

「今日は雨の予報が出ていましたから、ドライに替えてから、またレインに替えるというのは避けたいという思いはありました。そのため、(雨が降り始めた際に)先頭を走ることができていれば、絶対に雨が降る直前まで引っ張るとチームで決めていましたので、それがうまくいったなと思います。スタートで2位に落ちましたが、野尻選手がうまく前に出てくれたので、その作戦をとることができました」

「(クルマは)持ち込みからすごく調子が良かったです。それは去年のルーキーテストからクルマ作りをして、いろんなデータ取りをした結果、持ち込みがうまくいったのだと思います。さらに、野尻選手がまだ足らないところの微調整を行ったことで、さらなるタイムアップに繋がったというところです。エンジニア、メカニックがすごくいい仕事をしてくれたと思います」

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