ロキットは7月3日、2021年は全日本スーパーフォーミュラ選手権、WEC世界耐久選手権を中心に活動しているコロンビア人女性ドライバーのタチアナ・カルデロンが、7月6日にミドオハイオで行われるNTTインディカー・シリーズのテストに参加すると発表した。
カルデロンは2021年、F1アルファロメオのテストドライバーを務めるほか、全日本スーパーフォーミュラ選手権にThreeBond Drago CORSEから、さらにWEC世界耐久選手権にもリシャール・ミルから参戦している。そんなカルデロンをサポートするロキットがきっかけとなり、同じくロキットがサポートする古豪AJフォイト・レーシングから、インディカーのテストに参加することになった。
2010〜11年にスター・マツダ（現インディ・プロ2000）に参戦し、アメリカで四輪のキャリアをスタートさせたカルデロンにとっては、ひさびさのアメリカでのオープンホイールでのドライブとなる。カルデロンは7月3〜4日のミドオハイオ戦でチームに帯同した後、6日にテストを行う。
「この素晴らしい機会を与えてくれたロキットのジョナサン・ケンドリックと、AJフォイト・レーシングのラリー・フォイトに感謝しているの。私はアメリカでシングルシーターのキャリアを始めたけど、いつかインディカーをドライブするのは夢だった。これは大きな挑戦になると確信している」とカルデロン。
また、チーム代表のラリー・フォイトは「ロキット・シボレーにタチアナが乗り込むことを楽しみにしている。彼女はさまざまなフォーミュラの経験をもっているので、インディカーをドライブした後のフィードバックを聞くことが本当に楽しみなんだ」と語った。
近年、アレックス・パロウなどスーパーフォーミュラ出身のドライバーがインディカーで活躍していることかる、スーパーフォーミュラは大きな注目を集めている。カルデロンがどんなドライブをみせるか、期待が高まる。
