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投稿日: 2022.07.21 12:16

ドライバーたちのSNS投稿で振り返る、2022年スーパーフォーミュラ第6戦富士【国内SNSまとめ】

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スーパーフォーミュラ | ドライバーたちのSNS投稿で振り返る、2022年スーパーフォーミュラ第6戦富士【国内SNSまとめ】

 7月16〜17日、2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が、富士スピードウェイで開催され、笹原右京(TEAM MUGEN)が初優勝を飾った。ここでは第6戦富士に参戦したドライバーたちのSNS投稿から、各々の第6戦決勝を振り返ろう。

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 フル参戦初年度、代役参戦を含めると15戦目にして念願の初優勝を飾った笹原右京。優勝後のツイートにはスーパーGTでチームメイトの大湯都史樹を筆頭に多くの祝福のメッセージが届いた。

 2位の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)にとって、2020年第7戦富士の優勝以来の表彰台登壇となった第6戦。優勝にあと一歩届かなかったが、2020年シーズンの最多勝利ドライバー坪井が復活を果たした一戦と言えるかもしれない。その好調さをキープできれば、終盤の2大会4レースでの勝利でも注目のひとりとなりそうだ。

 3位に入り、今季6レースで5回目の表彰台を獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)。ランキング2番手の平川亮(carenex TEAM IMPUL)、ランキング3番手のサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)がリタイアとなったことで、平川に29ポイント差、フェネストラズに36ポイント差とシリーズ争いで大きなリードを築く結果となった。しかし、勝ちを欲していた野尻にとって、3位は悔しい結果だろう。その思いが「ぬぁぁぁぁぁぁああ」の10文字に込められているのかもしれない。

 予選で赤旗原因車両となり、最後尾からのスタートとなった宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。決勝終了直後の取材セッション“ミックスゾーン”でも、ダウンフォース量を減らすセッティングで挑んだ難しさを語っている

 6番手スタートの牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は1つポジションを上げて5位でチェッカー。2度目のセーフティカー導入が不利に働く結果とはなったが、“ミックスゾーン”でも語っていたとおり、手応えをつかんできているようだ。

 悪天候、そして赤旗の影響もあり満足な予選とはならず16番手スタートとなった佐藤蓮(TEAM GOH)。「戦略と運が味方し」自己最高位の6位でチェッカー。自信3度目の入賞を果たした。序盤に左フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまうも、ピットインを遅らせる作戦を実施。序盤は我慢のレースとなったが、ピットアウト後は次々とオーバーテイクを決めた。三宅淳詞(TEAM GOH)とのルーキー・オブ・ザ・イヤー対決も、8ポイント差とその差を縮めている。

 今季も依然として不運が続いていた山下健太(KONDO RACING)は、まずチームメイトのサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)の無事に安堵したようだ。決勝では15番手スタートから7位でチェッカーを受け、今季3度目、決勝では今季2度目となるポイント獲得を果たした。「順位が微妙」と綴るも、長く続いた不調からの復調の兆しが見えたレースだったようだ。

 国本雄資(KCMG)は2戦連続、今季3度目の入賞を果たした。18番手スタートから8位でチェッカー。各所でバトルを繰り広げ「沢山バトル出来て楽しいレースだった!」と振り返った。

 オープニングラップでのアクシデントでドライブスルーペナルティの裁定が出た大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)。緊急ピットイン、ドライブスルー、そしてルーティーンと3度ピットに入るも、ファステストラップも記録するスピードを見せ、10位でポイント獲得を果たした。なお、大のクルマ好きとしても知られる大湯はレースイーク明けに新たな車両を納車したという。ホンダ車6台持ちは驚きだ……。

 第5戦SUGOでThreeBond Drago CORSEに初ポイントをもたらした福住仁嶺。その勢いを継続し2戦連続のポイント獲得も十分に狙える位置だったが、オープニングラップの混乱でフロントウイングを破損。緊急ピットインを敢行したことで後退。その後追い上げを見せたが、2度目のSC中の26周目に2度目のタイヤ交換を実施。一時は15番手にポジションを下げたがフレッシュタイヤで猛追をみせ、11位でチェッカーとなった。2戦連続のポイント獲得とはならなかったが、着々と前進を果たしている様子が窺える。

 4番手と今季最上位ポジションからスタートを迎えた阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)だったが、チームのレースレポートでも「今年でいちばん苦しいレースになってしまったと思います」と語ったとおり、第6戦は苦しい戦いとなった。

 5番グリッドスタートの大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だったが、決勝後半は苦しい展開となった。次戦の舞台はSF初優勝を記録したモビリティリゾートもてぎなだけに、注目の存在だろう。

 ポールスタートからレースをリードし続けた関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)。ルーティーンのピットを終えたアウトラップで左リヤタイヤが外れリタイアとなった。しかし、確かなスピードを見せつけていただけに、シーズン終盤の2大会4レースの活躍が楽しみなドライバーだろう。

 序盤、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)との接触で大クラッシュを喫したサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)。レースキャリアの中でも最大のクラッシュだったと振り返った。また、メディカルやスーパーフォーミュラ、そしてシャシーコンストラクターのダラーラへの感謝とともに、次戦位向けては「もっと強くなって戻ってくるよ」と綴っている。

 オープニングラップのアクシデントにより、リタイアとなった三宅淳詞(TEAM GOH)。第3戦オートポリスでの表彰台獲得以降、2戦連続でノーポイントが続く苦しいシーズン中盤戦となった。ルーキー・オブ・ザ・イヤー対決を制するためにも、終盤戦はポイントを重ねたいところだろう。

 シリーズランキング2番手につける平川亮(carenex TEAM IMPUL)は今季初リタイア。悲願のドライバーズタイトル獲得に向けた戦いも、野尻にリードを広げられるかたちとなった。ただ、もてぎを得意としている平川だけに、もてぎでの2連戦で巻き返す可能性は少なくはない。『ストップ・ザ・野尻』の急先鋒として、次戦も注目したい存在だ。

 フォーメーションラップでスピンを喫し、正式結果はD.N.S(スタートせず)となった松下信治(B-Max Racing Team)。Twitterにその悔しさを綴った。また、レースウイーク明けの19日に松下とB-Max Racing Teamはチームのファクトリーのある神奈川県綾瀬市の綾瀬高校で特別講義を実施。松下は「生徒の皆さんに元気をもらいました。ありがとう!!もっと頑張ります」と綴っている。


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