3月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年第1回目となる公式合同テストが鈴鹿サーキットで行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が午前中のトップタイムを記録した。
厚い雲に覆われ、やや肌寒いコンディションのもと開始された合同テスト1日目午前中のセッション。シーズン前の貴重な走行機会であり、開幕戦の舞台でのテストとあって、10時30分にグリーンフラッグが振られると同時に多くのマシンがコースインしていったが、山下健太(KONDO RACING)は体調不良のため、午前中のセッションは不参加となっている。
各陣営、積極的に走行を重ねていくが、開始から約17分が経過したところで、ルーキーのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がS字の出口でクラッシュを喫する。リヤからスポンジバリアに接触しストップしたマーデンボローのマシンを回収するため、赤旗が提示された。
セッションは10時56分に再開され、各車がふたたびコースインしていく。多くのマシンが1分38秒台で周回を重ねるなか、セッション開始から約44分が経過したところで、ルーキーのニック・キャシディ(KONDO RACING)が1分37秒449をマークしタイムシートのトップに名前を刻む。その直後に関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がキャシディのタイムを更新。キャシディと関口は16年のポールポジションタイムを早くも塗り替えてみせた。
各陣営が徐々にタイムを上げはじめるなか、開始から約50分が経過したところで大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)がデグナー出口のスポンジバリアにクラッシュを喫する。マシンのダメージはモニター上ではそれほど大きなものではなかったが、車両回収のため、早くもニ度目の赤旗が導入された。