3月6日から全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年第1回目となる公式合同テストが鈴鹿サーキットでスタートしたが、1日目午前のテストセッション終了後、2017年から参戦する外国人ドライバー、フェリックス・ロゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMANS)、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のルーキー3名が、JRP日本レースプロモーション主催のマンデーミーティングに出席し、スーパーフォーミュラのファーストインプレッションと、今シーズンにかける意気込みを語った。
■「鈴鹿でレースをするのは夢のひとつだった」マカオ2度制覇のロゼンクビストが意気込みを語る
15年のヨーロピアンF3でタイトルを獲得し、14〜15年のF3マカオGPを制しているフェリックス・ロゼンクビストは2017年、SUNOCO TEAM LEMANSからスーパーフォーミュラに初参戦することになった。
F3やインディライツなどミドルフォーミュラの経験が豊富なロゼンクビストは、スーパーフォーミュラ初ドライブの感想を聞かれると「前日1時間は走行していたけど、今日の午前中のセッションで初めて本格的にドライブしたんだ。ものすごく速いクルマだということが最初の印象だね。Gフォースもダウンフォースも、僕がこれまで経験したことのないようなレベルだよ」と印象を語った。
「そんなクルマを、子どもの頃からF1の中継などを通じて憧れ続けていた鈴鹿サーキットでドライブできることは本当に嬉しいし、夢のひとつが叶った気分だ。参戦が決まってワクワクしているよ」
多くのカテゴリーでレースをしているロゼンクビストだが、日本で戦うのは初めてのこと。「来日するにあたって、僕のマネージャーでもある元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンや、マーカス・エリクソン、スーパーGTに参戦するビヨン・ビルドハイムにもアドバイスをもらったんだ」と同郷の先輩たちからアドバイスをもらったという。
そしてやってきた日本だが、「5日のモータースポーツファン感謝デーでも、多くの人からサインや写真を求められ良い意味で驚いたよ。モータースポーツに関わる者として、とても名誉なことだね」とロゼンクビスト。
「日本には、僕のことをずっと応援し続けてくれているファンまでいた。マカオで残したような成績をスーパーフォーミュラでも実現すると嬉しい。ファンのためにも、ベストを尽くしてしっかりと戦っていくつもりだ」