ニッサン/ニスモは4月25日、世界中のGT3カーレースで活用されるニッサンGT-RニスモGT3の2018年型となる『エボルーションモデル』の写真を公開した。すでに富士スピードウェイでテストも完了しており、600kmの走行を終えているという。
ニッサンGT-RニスモGT3は、市販のR35 GT-Rをベースに2012年に発表され、現行タイプは2015年にブランパン耐久シリーズやスーパーGT300クラスでチャンピオンを獲得するなど、世界的に大活躍をみせてきた。
4月25日に公開された“MY2018”となるニッサンGT-RニスモGT3『エボルーションモデル』は、カーボンブラックにレッドのラインが入り、ニスモとグローバルなパートナーとなっているモチュールのロゴが入れられる。特に目を引くのはグリルで、市販のニッサンGT-R同様にVモーショングリルが採用されたほか、随所に市販車と共通する改変が加えられている。
また、ボンネットのエアアウトレット形状も変更されているほか、フロントフェンダーにはアウトレットのフィンが追加。さらにユニークなのは牽引フック位置で、ボンネット横から上に突き出すような形で配置されている。
さらに、エキゾーストが収められたサイドステップ部分もこれまでとは形状が異なるなど、細かな変化が多く見られる。また、近年のGT3カーは車両内部が大きく変化していることも多く、ニッサンGT-RニスモGT3も大きな改変を受けている可能性が高い。
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