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投稿日: 2024.12.04 17:23
更新日: 2024.12.04 17:24

2024年スーパーGTチャンピオンの栄冠は誰の手に。GT500、GT300両クラスのタイトル獲得条件


スーパーGT | 2024年スーパーGTチャンピオンの栄冠は誰の手に。GT500、GT300両クラスのタイトル獲得条件

 全8戦で争われる2024年シーズンのスーパーGTも、残すは『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』のみとなった。台風の影響により、第5戦の延期というかたちで12月7〜8日に開催される未知の要素が多いレースだが、この一戦で2024年シーズンのGT500、GT300両クラスのチャンピオンが決まる。レースを前に、チャンピオンの可能性が残されたマシンとドライバー、そして気になるチャンピオン獲得条件をおさらいしよう。

◾️GT500クラス:36号車が大きくリードするも、4台のマシンが王座を射程に捉える

 第8戦もてぎ終了時点でのGT500ポイントランキングでは、ランキング首位から36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太:74ポイント)、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐:56ポイント)、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹:52ポイント)、37号車Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ:51ポイント)と続いており、この上位4台がGT500チャンピオン獲得の権利を残している。

 自力でチャンピオン獲得の可能性を残しているのは36号車auのみで、同車は予選でポイントが獲得できる3番手以上に入れなくても、決勝レースを6位以上でフィニッシュすればライバルの順位関係なくチャンピオンが確定する。36号車auが7位以下の場合はライバルの順位次第で王者が決まるが、100号車STANLEYと79ポイントの同点で終わった場合、年間勝利数が多い36号車au(2勝)がタイトル獲得となる。

 ランキング2位につける100号車STANLEYがシリーズタイトルを獲得するには、決勝を1位でフィニッシュすること、かつ36号車が7位以下だった場合にタイトルを獲得できる。このため100号車STANLEYが決勝レースで優勝すれば、逆転自力チャンピオンの可能性はまだ残されている状況だ。

 38号車KeePerがタイトルを獲得するには、予選で2番手以上+決勝1位フィニッシュが求められ、もしも予選を3番手以下で終えると、その時点でタイトル争いから脱落してしまう。そして、37号車Deloitteがタイトルを獲得するには、ポール・トゥ・ウィンかつ上位3台が73ポイント以下でシーズンを終えることが絶対条件となる。

■GT500クラス第5戦鈴鹿終了後の獲得見込みポイント表(編集部集計)

順位 獲得Pt. #36 坪井&山下 #100 山本&牧野 #38 石浦&大湯 #37 笹原&アレジ
P.P.+優勝 23 97 79 75 74
2位+優勝 22 96 78 74 73
3位+優勝 21 95 77 73 72
優勝 20 94 76 72 71
P.P.+2位 18 92 74 70 69
2位+2位 17 92 73 69 68
3位+2位 16 90 72 68 67
2位 15 89 71 67 66
P.P.+3位 14 88 70 66 65
2位+3位 13 87 69 65 64
3位+3位 12 86 68 64 63
3位 11 85 67 63 62
P.P.+4位 11 85 67 63 62
2位+4位 10 84 66 62 61
3位+4位 9 83 65 61 60
4位 8 82 64 60 59
P.P.+5位 9 83 65 61 60
2位+5位 8 82 64 60 59
3位+5位 7 81 63 59 58
5位 6 80 62 58 57
6位 5 79 61 57 56
7位 4 78 60 56 55
8位 3 77 59 55 54
9位 2 76 58 54 53
10位 1 75 57 53 52
11位以下 0 74 56 52 51

赤:自力タイトル獲得/黒:他車の獲得ポイント次第でタイトルの可能性あり/青:タイトル獲得の可能性消失

スーパーGT第7戦オートポリス決勝レース
au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)
TGR TEAM KeePer CERUMO 2024スーパーGT第7戦オートポリス 予選・決勝レポート
KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)
Deloitte TOM’S GR Supra
Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

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