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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.03 21:38
更新日: 2017.05.03 21:46

近づいて高さを感じるレクサスの壁。スーパーGT富士予選で判明したGT-RとNSXの弱点

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スーパーGT | 近づいて高さを感じるレクサスの壁。スーパーGT富士予選で判明したGT-RとNSXの弱点

 大方の予想どおり、スーパーGT第2戦富士のGT500クラスはレクサスが主役となり、その中でZENT CERUMO LC500がポールポジションを獲得した。その一方、大方の予想を大きく外す形で2番手を獲得したのが、ニッサンGT-RのMOTUL AUTECH GT-Rだった。これまで不振に喘いでいたGT-Rに復活の兆しが見えたのか、探った。

 2番手タイムをマークしたMOTUL GT-Rのロニー・クインタレッリが「いいタイムだと思ったけど、2番手だとは思わなかった」と驚けば、チームメイトの松田次生も「僕もびっくりしました(笑)」と話すように、レクサス陣営の間を割ってフロントロウを獲得したMOTUL GT-R。クルマの良い手応えを、次生はギリギリの8番手で通過した予選Q1で感じていた。

「予選Q1で1分28秒6のタイムが出た時に僕がマップを間違えていて、そして硬い方のニュータイヤがあんなにグリップしないと思わなくて(ダンロップコーナーで)飛び出して、少しフラットスポットを作ってしまった。ですので、予選Q2はコンマ3秒くらい上がると思っていたのですが、ロニーがそれよりも上げてくれた(コンマ5秒アップの1分28秒1をマーク)。素晴らしいアタックでした。このタイムは、今のポテンシャルの限界だと思います」と次生。

予選2番手を獲得したMOTUL GT-RだがポールのZENTとの差はまだまだ大きい
予選2番手を獲得したMOTUL GT-RだがポールのZENTとの差はまだまだ大きい
エンジン面でレクサスに大きな水を空けられていることがうかがえる。実際、モニター上の最高速でも5km/hの差が、2台に見られた。

「たしかに、セクター1が厳しいですね。ドライバーが自分たちで頑張れないところがそこです。今のウチの課題です」と、このウイークポイントをニスモの鈴木豊監督も認める。

 それでも、鈴木監督は「そうは言っても仕方ないので、現状の力でベストを尽くすことだけ考えたいと思います。明日は500kmのレースでウチのメカニックたちの力もあるので、正直、地力から言ったら優勝は厳しいとは思いますが、目標は願わなければ叶いませんので、勝つことを目標に頑張りたいと思います」と決勝への期待を語った。

■実はGT-R以上に厳しいNSX-GT


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