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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.04 23:49
更新日: 2017.05.04 23:52

スーパーGT第2戦富士で一矢報いたGT-RとNSX。両者の次なるターゲット

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スーパーGT | スーパーGT第2戦富士で一矢報いたGT-RとNSX。両者の次なるターゲット

 レクサスLC500の強さと速さが目立ったスーパーGT第2戦富士。上位6台のうち5台をレクサスが占める中で1台、気を吐いたのがMOTUL AUTECH GT−Rだ。そして、GT−Rと同じく低迷するホンダ陣営で6位という結果を残したRAYBRIG NSX−GT。両者にレクサスとの差を聞いた。

 開幕戦の岡山での不振から立ち直りつつあり、予選でも2番手を獲得したMOTUL GT−R。ニッサン陣営は岡山で起きていたというエンジンのトラブルを解消して、この富士では復調の兆しを見せた。予選2番手とはいえども、決勝では後続のレクサスと厳しい戦いになると予想されたが、終わって見れば表彰台まであと一歩の4位。だが、MOTUL GT−Rの松田次生に笑顔はない。

「まあ、やっぱりストレートが辛かったですね。でも、岡山の時ほどではないので、僕たちの中では今回の4位は最善の結果だったと思っています」

 決勝では次生はWAKO’S 4CR LC500、KeePer TOM’S LC500、DENSO KOBELCO SARD LC500とバトルを繰り返し、MOTUL GT−Rの方が速いセクター3でレクサスに背後に付き、厳しいストレートの問題を解消するためにドライビングでいろいろ試していた。それでもやはり絶対的な速度差は補えない。

「LC500はストレートの中速域が速かったですね。そこで離されて、ストレートの最後にスリップには付けるんですけど、並び掛かるまでには行けない。そこはもう、しょうがないですよね。あと、向こうもパワーモードがあるのか、明らかに速くなる時があった。ヘアピンの立ち上がりからダンロップコーナーまでも、えらい勢いで離された時がありました。ウチはめいっぱいだったのですが(苦笑)」

「それでも岡山でダメだったところを踏まえてチームがいろいろと頑張ってくれたので、表彰台は獲れなかったけど、頑張った結果が活きてこの結果につながったのだと思っています」

 今シーズンからの新規定ではシーズン中の開発ができるのは、2基目に搭載するエンジンとタイヤのみ。あとはセットアップで対応していくしかない。次生も当然、そこをターゲットに考えている。

「僕らとしてはそこに頼るしかない。とにかく2基目のいいエンジンを作って、いいタイヤを開発するしかない。次のオートポリスはこれまでニッサン陣営が得意としている相性のいいサーキットなので、なんとかそこで表彰台に挙がれるような進歩を見せたいですね」

■山本尚貴が見せた、ストレート2台抜き


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