Ryuji Hirano / autosport web

 2月17日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションがシリーズエントリーリストを発表したことにともない、GT300クラスに参戦し毎年チャンピオン争いを繰り広げてきたBMW M Team Studieの鈴木康昭代表は、自身のnote(https://note.com/studiebob/)でスーパーGTからの撤退を発表した。

 BMW M Team Studieは、2014年から単独チームとしてBMWモータースポーツ、BMWジャパン等のサポートをうけGT300クラスに参戦。2018〜19年はGTワールドチャレンジ・アジアに参戦したが、2020年にシリーズに復帰。2022年にはM4 GT3とミシュランという組み合わせで初優勝を飾った。

 その後も強力なラインアップとともに毎年タイトル争いを繰り広げてきたが、17日に発表された2025年のシリーズエントリーリストにその名は記されなかった。発表後、BMW M Team Studieの鈴木康昭代表は、自身のnoteに『【BMW】スーパーGT撤退のお知らせ』と題しポストした。

 公式のシリーズエントリーリストが出る前に撤退公表を避けたかたちだが、2025年は、先日富士スピードウェイでM4 GT3エボをシェイクダウンさせたGTワールドチャレンジ・アジアに「集中しようと思います」と綴った。

 気になる復帰については「2008年からスーパーGTやってますが2010/2018/2019はお休みしておりまして、今回の2025年もお休みなのか撤退なのかはいつもこの時期には分かりません」とした。

 また今回の撤退については、チューニングショップとして「十分やったかな」としつつ、「この14年で4倍近くに高騰した」ランニングコスト、さらにタイヤの問題等を挙げている。「言いたいことはたくさんありますが、立つ鳥跡を濁さずの精神が大事と思いもうこれ以上は何も言いません」と鈴木代表。

 スタイリッシュで迫力ある走りをみせていたStudie BMW M4、そして鈴木代表をはじめとしたチームメンバーがスーパーGTで観られないのは寂しい限りではあるが、「末筆になりますが、これまで応援いただいたスポンサー様、そしてたくさんのファンの皆様、本当にありがとうございました。今年はGTワールドチャレンジ・アジアでアジア中暴れてまいりますが岡山と富士で日本国内も2戦ございますので、お時間ございましたら是非サーキットまで足をお運びください」と綴ったように、チームにはアジアでの戦いが待っている。その活躍を楽しみに待ちたい。

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