世界的にもますます存在感を高めているスーパーGT、スーパーフォーミュラ、そして全日本F3。今年、日本でのレースにデビューを果たした新人外国人ドライバーを毎回ひとりピックアップして紹介する連載企画。日本に来たきっかけや、日本でのレースの印象を始め、プライベートの生活などなど、彼らのキャラクターを引き出します。
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第1回のジョノ・レスターに続いて紹介するのは、D’station Porscheで藤井誠暢選手とコンビを組むスヴェン・ミューラー選手。こちらはドイツからやってきたポルシェ使いで、レスター選手同様、ポルシェ・ジュニア・スカラシップを獲得している。
「僕はフランクフルトに近いマインツ出身なんだけど、父が趣味でレースをしていたこともあって、5歳の時にクリスマスプレゼントとしてカートをもらったんだ。そこからカートを始めた。その後F4を2年、ユーロF3を2年経験した。そして、ポルシェ・カレラカップにスイッチしたんだ」
1992年2月7日生まれのミューラー選手は今年で25歳。ポルシェのワークスドライバーとして来日を果たした。
「過去3年間は、ドイツのポルシェカレラカップとスーパーカップに参戦し、去年は両方のシリーズでチャンピオンになって、夢が叶ったっていう感じだったね。その結果、今年からポルシェのファクトリードライバーになったんだ」
「それと同時に、D’stationのオーナーである星野(敏)さんが、ポルシェAGに対して、去年のスーパーカップチャンピオンを乗せたいという話をもっていって、今年の来日が決まったんだ。残念ながらADAC GTマスターズと日程が重なっている影響で、今年は5レースしかスーパーGTには出られないんだけどね」