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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.18 20:23

【水瀬きいチーム激励連載】クラッシュとアクシデントの大きな代償:スーパーGT第4戦GT300編

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スーパーGT | 【水瀬きいチーム激励連載】クラッシュとアクシデントの大きな代償:スーパーGT第4戦GT300編

 レースは不測の事態、想定外の連続だ。特に2クラスが混合でレースを行うスーパーGTでは、トラブルやクラッシュなど、アクシデントが絶えない。傷ついたクルマを、夜を徹して修復するメカニック、その横で頭を抱えながらソロバンをはじくチームオーナー……。そんな苦労を重ねたチームを、オートスポーツwebナビゲーターの水瀬きいが励ましつつ、その大変さを数字を目安に紹介します。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆
 
 サリュー!

 オートスポーツwebナビゲーターの水瀬きいです☆ 第3回めとなる激励企画『【水瀬きいチーム激励連載】クラッシュとアクシデントの代償』ですが、今回はスーパーGT第4戦SUGOでクルマがお怪我をされたチームのうち、GT300チームの2チームにお話しを聞いてまいりました。チームの皆さんにイヤな顔されても、めげずにいきますよ〜! ではまず1チームめはこちら。

■PANTHER TEAM THAILANDの場合

 まずは、第4戦SUGOでレース5周目に最終コーナー立ち上がりでクラッシュしてしまったARTO 86 MC 101。ちなみに、その前にSUGOであった公式テストでもリヤからクラッシュ。SUGOではなんと2回もクラッシュしてしまったのだそうです……。ステポン・サミタシャ監督にお話しをうかがいました。え〜と……どんなお怪我になってしまったのですか?

「公式テストのときにリヤがクラッシュして、レースのときにはフロントをほぼ全部。新車みたいになっちゃったね」

 ステポン監督、じつは日本に長年いらっしゃるそうで、日本語ペラペラです。では、修復にどのくらい時間がかかったのですか?

「レースが終わって10日くらいかかったかな。でもまだ終わってないよ。今晩(この取材はスーパーGT第5戦富士の搬入日に取材しました)カラーリングを終わらせないと」

搬入日のARTO 86 MC 101

 そうなんです。この取材のときには、カラーリングが一切なくて、カーボンブラックのままだったんです。で、気になる修理費用なんですが……

「まだカラーリングが終わってないから、詳しくは分からないけど……。テストと両方足したら、1500万円じゃあきかないかなぁ……。2000万いっちゃうんじゃないかな。テストのときの費用が1000万円くらいで、レースのときのが500〜600万円くらいかな」

 お、おおう……。ついに出ました“2本”! それはなんとも……。

 さらにステポン監督からは「ドライバーはぜんぜん怪我はなかったんだけどね。自分のレースでもクラッシュしたし(泣)。(鈴鹿テストでドライブした)ブティコン(インタラプワサク)も中国で怪我したし。お祓いいったほうがいいかなぁ」とのつら〜いコメントが。

 えっと、タイにお祓いという文化があるかは分かりませんが……。“お支払い”はしませんが、“お祓い”します!

「お祓いしてもらって事故が起こらなくなったら、こちらがお支払いしますよ(笑)」とのことでしたが、スーパーGT第5戦富士は無事完走。お祓い料……いただいちゃいます!?

予選日朝に完成したARTO 86 MC 101のニューカラー
驚きの“2本”を示すきいさん(決してピースではありません)とステポン監督


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