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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.23 11:34
更新日: 2018.04.03 10:50

特徴は“レースでの強さ”/GT300マシンフォーカス:ポルシェ911 GT3 R

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スーパーGT | 特徴は“レースでの強さ”/GT300マシンフォーカス:ポルシェ911 GT3 R

 2017年シーズンは15車種30チームがし烈なバトルを繰り広げるスーパーGT300クラス。数多くある車両から1台をピックアップし、ドライバーや関係者にマシンの魅力を聞いていく。

 今回は長年スポーツカーレースで多くのカスタマーで愛される存在、ポルシェ911 GT3 Rにフォーカスする。

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 ポルシェ911 GT3 Rは、ポルシェのもっとも代表的な車種である911のレーシングバージョンのひとつ。現在スーパーGT300クラスに参戦するD’station Porsche、GULF NAC PORSCHE 911の2台は、タイプ991と呼ばれる現行世代のモデルだ。先代はタイプ997、さらにその前は996と呼ばれるモデルだった。

 991のレーシングバージョンとしては、今季からWEC世界耐久選手権にフル参戦を開始した911 RSR、この911 GT3 R、そしてポルシェカレラカップで使用される911 GT3 Cupがあり、この911 GT3 RはRSRに次ぐ存在。2015年のニュルブルクリンク24時間の会場で初公開された。

 先代のタイプ997からの違いは多岐に渡っており、まったくその性格は異なる。

 新開発された直噴4リッター・自然吸気水平対向6気筒エンジンをはじめ、軽量アルミとスチールを組み合わせたハイブリッドボディフレームのみを残し、大幅にカーボン化されたボディワーク、空力の向上、燃料タンクの容量アップや作業性の向上など、年々パフォーマンスが上がるGT3レース界において一線級の性能が保たれている。

 そんなポルシェ911 GT3 Rだが、かつてGT300クラスにおいては“直線番長”のイメージが強かった。

“ポルシェ=直線番長”のイメージがあるが、現在の特徴は「コーナリングマシン」だという
“ポルシェ=直線番長”のイメージがあるが、現在の特徴は「コーナリングマシン」だという

 富士スピードウェイのロングストレートで、ライバルたちを次々とかわしていく印象がまだ強い人も多いかもしれないが、現在のタイプ991におけるポルシェの特徴は「コーナリングマシン(D’station Racing武田敏明監督)」だ。

 性能調整の影響もあるが、現在のポルシェはコーナリング性能を伸ばすことに主眼を置かれた性格となっているのだ。

■特徴は“レースでの強さ”


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